山元トレーニングセンター帰りの馬は、今年の芝重賞で11勝を挙げている。数字だけ見ればノーザンファームしがらき、ノーザンファーム天栄の17勝に届かないものの、注目すべきは勝率12.6%という高さだ。

 これはしがらきの8.9%、天栄の10.6%を上回る水準で、山元トレーニングセンターの育成力が際立つ結果となっている。

 実際にジャンタルマンタルやマスカレードボールなど、有力馬が立て続けに結果を残しており、“大レースで勝てる外厩”として存在感を強めている。

 今回、ダノンデサイルは、中13週とゆとりあるローテーションで海外遠征帰り。放牧期間を十分に確保でき、山元トレーニングセンターの調整効果を最大限に引き出せる臨戦過程となっている。状態面での不安は少なく、今回も力を発揮できる条件がそろった。

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