俳優の横浜流星が主演するNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・午後8時)の第46話が11月30日に放送され、世帯平均視聴率8・8%を記録したことが1日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 初回12・6%でスタート。

今回は前回の8・6%から0・2ポイント増。個人視聴率は4・9%だった。

 大河ドラマ64作目となる同作は日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の生涯を笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年)や大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手がけた森下佳子氏が脚本を担当。NHKドラマ初出演の横浜が主人公を演じる。語りは蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として出演の綾瀬はるかが担当する。

 第46話は「曽我祭の変」。蔦重(横浜流星)は納得する役者絵が仕上がらず行き詰まっていた。そんな中、蔦重と歌麿(染谷将太)、2人にしか生み出せない絵を見てみたいと訴えるてい(橋本愛)。この思いに突き動かされ、歌麿が再び耕書堂に戻ってくる。その後、役者絵は完成し、歌舞伎の興行に合わせて、蔦重は絵師・東洲斎写楽の名で絵を売り出す。写楽のうわさは、徐々に江戸市中、江戸城中にも広まっていく…と展開した。

 終盤では一橋治済(生田斗真)の毒まんじゅうにより、緊迫の展開に。そんな中、蔦重の前に治済と同じ顔をした人物が姿を見せ、その正体が分からぬまま幕を閉じた。ネットは「ど、どうなってるの??謎すぎます」「最後に出てきた“生田斗真”は誰!?」「本編ラストと予告編の映像にただただ混乱」「どう言う事??本物?」と騒然。14日に最終回を迎えることから「盛り上がってきたなと思ってたら残り2話しかないの!?!?」「あと2話でどうやって畳むのか楽しみ」「あと2話でこの伏線、回収できんの?」との声も上がっている。

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