夫婦漫才コンビの宮川大助・花子が6日、淀川河川公園の特設コースで開催された「淀川寛平マラソン2025」に出場。今回新設されたベビーカーウォーク約1・5キロを車いすで歩いた。

 晴天の穏やかな風の中、7年ぶりに同大会に参加した花子は「サイコーです。やっとリベンジできたかな」と、2018年に途中で倒れ、担がれながらふらふらでゴールした時を振り返った。その後、血液がんの一種「症候性多発性骨髄腫」が発覚。現在も闘病中で、前日も抗がん剤治療を受けてきたばかりだが「みんな諦めずにトライしてほしい」と願った。花子の車いすを押した大助は「子供たちがいっぱいで、うれしかったですね」と目を細めた。

 世界中のマラソン大会に出場してきた花子。家にはたくさんのメダルがあるそうで「いつかやりたいなと思います。やっぱり私はね、奈良の女ですから。だから走って走って走り抜きたいと思います。負けてられん」と、高市早苗首相の言葉で、今年の新語・流行語年間大賞にも輝いた「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」を文字って、自力で走ることを宣言した。

 大助は花子の元気な姿に終始ニコニコ笑顔。淀川河川敷は昔、デートコースだったことを明かし「2人で歩いて帰るのがデートでした。

今日は『おかえり』という声がいっぱいあったから最高です。あんたの帰りを待ってたんや」と、花子に寄り添い穏やかな笑みを浮かべた。

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