◆第26回チャンピオンズカップ・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル、良)

 秋の砂王決定戦は3~9歳の16頭によって争われ、武豊騎手が騎乗した8番人気のメイショウハリオ(牡8歳、栗東・岡田稲男厩舎、父パイロ)は4着に終わった。大外から末脚を伸ばしたが、ゴール前でラムジェットに頭差かわされた。

 20年4月の阪神でデビューし、21年みやこSで重賞初制覇を飾ると、22年帝王賞でG1級初勝利。23年はかしわ記念と帝王賞を制した。その後は勝ち星から遠ざかったが、今年の川崎記念で復活V。前走のJBCクラシックで2着と健在をアピールしていた。武豊騎手は07年ヴァーミリアン(13年までジャパンCダート)以来の5勝目を狙ったが、届かなかった。

 1着は3番人気のダブルハートボンド(坂井瑠星騎手)で勝ちタイムは1分50秒2。2着は2番人気のウィルソンテソーロ(川田将雅騎手)、3着は7番人気のラムジェット(三浦皇成騎手)だった。

 武豊騎手(メイショウハリオ=4着)「惜しかったね。ある程度狙ったレースはできたけど、思ったより4角で外へ振られて、そこが痛かった。初めて乗ったけど、いい馬でしたよ」

 岡田調教師(メイショウハリオ=4着)「いい脚を使っていたんじゃないかな。惜しい競馬だった。東京大賞典(12月29日、大井競馬場・ダート2000メートル)も使いたくなる。

豊ジョッキーも前向きだった。年内に引退と種牡馬入りは決まっているが、オーナーとの相談にはなるが、状態を見ながら考えたい」

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