俳優の長谷川博己が12日、都内でNHK総合のスペシャル時代劇「眠狂四郎」(24日・後10時)の記者会見に菜々緒坂東彌十郎と出席した。

 名刀・夢想正宗を手に円月殺法で悪を斬る浪人・眠狂四郎が活躍する柴田錬三郎原作の人気時代劇。

かつて市川雷蔵さん、田村正和さん、片岡孝夫時代の片岡仁左衛門が演じた孤高のダークヒーローを演じた長谷川は「名優たちが演じてきた眠狂四郎は到底、目指そうとしても届くものじゃない。昔のイメージを少し踏襲しつつ、新しく令和で作れたらなと思いました。なかなか、眠狂四郎は怪物ですね。楽しかったです」と充実感を漂わせた。

 ミステリアスな雰囲気を出すため「ドラキュラを意識しました」と告白。「子どもの頃、眠狂四郎を見ていて、ハラハラドキドキして、怖いけど見たいと思った記憶がある。それで僕も今、俳優をやっている」。今後、シリーズ化される可能性もあり「NHKでは難しいと思うけど、もっと挑戦的な表現をしてみたい」と意欲を見せた。

 東映京都撮影所のスタッフから「田村正和さんは撮影が終わると、いつも眠狂四郎のまま、あの歩き方で帰っていました」と聞き、「撮影所には役者の魂が染みこんでいる。撮影所に入ったら『眠狂四郎の気持ちを持ち続けよう』と意識しました」。熟練のスタッフに支えられ、「『これだよな、撮影所は!』と思いました。ずっと継承していきたいですね」と思い込めた。

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