22日深夜放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(金曜・深夜0時45分)に、サッカー元日本代表FWの柿谷曜一朗氏(36)がゲスト出演。天才と呼ばれ16歳でプロ契約選手となってからの“しくじり”と、どん底から日本代表となるまでを語った。

 小学生時代から“飛び級”で上級生とプレーするなどずば抜けた存在。“天才”と呼ばれ高校1年生の時にC大阪史上最年少でプロ契約。しかし、自己中心的な態度で試合出場が減り、同期入団の香川真司への“嫉妬”も重なり素行不良となり、チームから「出ていってくれ」と言い渡され、当時J2で3年連続最下位だった徳島への移籍となった。

 香川がドイツの名門・ドルトムントに移籍する中、チームメートにあいさつもできずにC大阪を去った柿谷。しかし、移籍した徳島での“運命の出会い”から、日本代表へと奇跡の逆転を果たす。それは当時の徳島の美濃部直彦監督とキャプテンの倉貫一毅だった。

 悔しさから香川の試合を見られなかった柿谷に美濃部監督は「香川の今日のゴール見たか?お前とはえらい違いだな。悔しかったらゴール決めてみろよ」「天才ってそんなもんか。ほんまもんの天才はドイツにおるけどな」など、言われたくないことをズバズバ言ってきたという。

 倉貫からは「お前みたいなうまいだけでつぶれていった選手を何人も見てきた。これからどうなるかはお前次第だよ」と言われた。

 そんな倉貫はミーティング時間のはるか前に練習場に現れ、「管理人さんと一緒に掃除してるんです。

その後、ユニホームに着替えて走って、マッサージやストレッチをして、それから集合していた」という。それを見て「本当のプロっていうのは、ピッチ以外でも仕事をしている。プロってこういう人のことを言うんだと思うようになって…(自分も)練習に早く来るようになった」と話した。

 練習前に自主トレをしたり、練習後にも居残り練習をするなど意識改革。副キャプテンに指名されるまでになった。倉貫が試合に出場しない時は、キャプテンマークを巻く。周りをサポートするようになり、徳島がJ1昇格をかけた試合に敗れた時は号泣。「今まで、負けて泣くなんてありえなかったんですよ。本気でこのチームをJ1に昇格させたかった」と振り返った。

 その後、古巣からのオファーで2012年にC大阪に戻ると、J1シーズン自身最多の21ゴールをマークし、最優秀ゴール賞を受賞。2014年ブラジルW杯の日本代表に選ばれ、香川と一緒にプレーした。

 “しくじり”でのどん底からの復活を果たした柿谷は、人生の教訓として「プロの世界は信頼からすべてが始まる。

まず信頼されないとチャンスのパスは回ってこない」の言葉を残した。

編集部おすすめ