◆明治安田J2・J3百年構想リーグ 第18節 磐田1-0札幌(23日・プレド)

 J2北海道コンサドーレ札幌の連勝が7で止まった。リーグ最終のホーム・磐田戦は前半21分に失点。

反撃を試みるも、同アディショナルタイム(AT)にDF西野奨太(21)が右肩を亜脱臼し負傷退場。後半24分にはMF堀米悠斗(31)が2枚目の警告を受けて退場し、数的不利となった状況を覆せず、0―1で敗れた。順位は東地区Bの2位が確定。30日から始まるプレーオフラウンドで同順位のチームと戦うことになる。

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  逆境の中も、札幌がゴールへの執念を見せ続けた。後半24分に堀米悠が退場し、10対11の状況となった。その中でも川井健太監督(44)は「2点差以上で勝つというプランだったので」とグループ首位だけを目指し、タクトを振った。「ターゲットにすることで得点が生まれるんじゃないか」とセンターバックの家泉を最前線に置き、活路を見いだした。0―1のままで試合は終わったが、最後まで敵陣で戦った姿に、1万5000人を超える観衆からは、拍手がわき上がった。

 前半もスムーズな展開とはいかなかった。序盤から攻勢を強めるも、前半20分、磐田に好機をものにされた。そこから続いた攻防の中、ATにDFの要、西野が右肩を亜脱臼。

担架に乗せられ負傷交代となった。選手を入れ替えながら反撃を試みたが、重なったアクシデントに流れを呼び込むことはできなかった。

 Jリーグに昇格した1998年以降、90分間での最長タイとなる7連勝で記録は止まった。それでも川井監督は「連勝はいつか止まるもの」と意に介さなかった。それ以上に感じたのは選手の成長。今季から指揮を執り、最下位も経験しながらグループ2位でリーグ戦を終えた。ここまでの道のりを「想定通り」と振り返った指揮官だったが「想定を唯一超えたのは選手のメンタリティー」と続けた。前だけを向き最後まで走り切ったこの試合は、まさにその象徴だった。

 J1昇格を目指す8月からの新シーズンに向け、発揮した良さは継続しつつ、向上への作業に入る。その前にプレーオフラウンドの2試合が控えている。今大会で唯一、全18試合に出場したMF木戸柊摩(23)は「しっかり2連勝して、いい形で次のシーズンに行きたい」と皆の決意を代弁した。(砂田 秀人)

 ◇札幌の今後の日程 J2・J3百年構想リーグは9勝+PK戦での2勝、負けは7戦の勝ち点31、東地区Bの2位で終えた。

30日から始まるプレーオフRの第1戦は、東地区Aの同順位のチームと敵地で対戦する。ただ23日時点で勝ち点32で2位のJ2秋田と、同31で3位のJ2湘南はいずれも24日の試合のため、順位が未確定。札幌は秋田なら31日、湘南なら30日に敵地で戦うことになる。その試合の勝敗により、6月6日か7日に行われる第2戦の相手が決まる。

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