◆陸上 関東学生対校選手権 最終日(24日、栃木・カンセキスタジアムとちぎ)

 男子2部5000メートル決勝が行われ、東京国際大のリチャード・エティーリ(4年)が13分24秒76の大会新記録で優勝した。5000メートル(13分00秒17)、1万メートル(27分06秒88)、ハーフマラソン(59分32秒)の3種目で日本学生記録を持つエティーリが地力を見せつけた。

同じく東京国際大のアモス・ベット(4年)が13分28秒33で2位、創価大のスティーブン・ムチーニ(4年)が13分28秒45で3位に続いた。

 国学院大の野中恒亨(4年)が13分30秒10で日本人トップの4位だった。「優勝を狙っていたので満足度は65%です」と冷静に話した。国学院大のエース兼主将として、今季の最大の目標は箱根駅伝で悲願の初優勝。「箱根駅伝では死ぬ気で走ります」と早くも半年後の大一番を見据えて強い気持ちを明かした。

 日本人2番手の全体5位は創価大の小池莉希(4年)で13分31秒63。「4000メートルまで自分のやりたいレースに持ち込めた。野中に勝てなかったことは悔しい。日本選手権(6月12~14日)では入賞が目標です」と明るい表情で話した。

 日本人3番手の全体6位は青学大の小河原陽琉(3年)で13分31秒99。初めて日本選手権の参加標準記録13分36秒00を突破した小河原はゴール後、力強くガッツポーズ。「上半期の一番の目標でした」と充実した表情で話した。

 関東インカレは1919年に第1回大会が行われ、今年が第105回。1920年に始まり、今年1月に第102回大会が行われた箱根駅伝より歴史は長い。例年5月に開催。各校各種目に3人以内が出場できる。1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、対校戦で総得点を競う。男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院生の3部に分けられる。1部の15、16位と2部の1、2位が翌年に入れ替わる。女子はすべての大学が1部、大学院生が2部で入れ替えはない。

 関東の学生長距離ランナーにとって、関東インカレは箱根駅伝に次ぐビッグイベント。男子の1部と2部は短距離、フィールド種目を含めた総合力で決まるため、今年1月の箱根駅伝で3年連続9度目の優勝を飾った青学大、同2位の国学院大、同6位の駒大など駅伝をメインに強化している大学は2部に属する。そのため、長距離種目においては1部と2部は実力差はない。

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