大相撲夏場所千秋楽(24日・両国国技館)

 小結・若隆景(荒汐)が、大関・霧島(音羽山)との3敗同士の優勝決定戦を制し、22年春場所以来、史上3位のブランクとなる25場所ぶり2度目の優勝を果たした。 

 若隆景は11日目に、霧島との2敗対決に完敗したが、あきらめずに12日目から勝利を重ねた。

今場所は右肘痛を抱えながらも、低い姿勢から攻める速い相撲で快進撃を見せた。

  

 初優勝後は苦難の連続だった。23年春場所で右膝前十字じん帯を損傷の大けがを負って手術。3場所連続で全休を余儀なくされたが、同年九州場所に幕下で復帰し、再起を果たした。25年秋場所は大関昇進にも挑んだが、首痛の影響で負け越して失敗。その後も不屈の魂ではい上がり、返り三役だった今場所、再び賜杯を手にした。

 大関昇進の目安は「三役で直近3場所33勝」。7月の名古屋場所でも2ケタ白星を挙げて、足場固めができれば、9月の秋場所で1958年以降初土俵では最年長となる31歳9か月での新大関昇進に挑むことになる。

 ◆若隆景 渥(わかたかかげ・あつし、本名・大波 渥)1994年12月6日生まれ。福島市出身。31歳。東洋大から17年春場所三段目最下位格付け出しで初土俵。

19年九州場所で新入幕。関脇で迎えた22年春場所、12勝3敗で高安との優勝決定戦を制し、初優勝。父は元幕下・若信夫、兄は幕下・若隆元と東前頭5枚目・若元春。183センチ、135キロ。

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