レスリング 明治杯全日本選抜選手権 最終日(24日、東京・駒沢体育館)  

 世界選手権(10月・カザフスタン)、愛知・名古屋アジア大会(9月)の代表選考を兼ねて行い、女子50キロ級決勝で、21年東京五輪女王の須崎優衣(キッツ)が、3年ぶり5度目の優勝を果たした。昨年12月の全日本選手権も制しており、世界選手権、アジア大会代表に内定した。

 決勝は小川凛佳(育英大)との対戦。序盤から積極的に攻め、投げからフォール勝ちで勝利。その瞬間、雄たけびを上げ、ガッツポーズで喜びを爆発させた。「ここで優勝して初のアジア大会、そして3年ぶりの世界選手権出場を決めたかったので、優勝して素直にうれしかったです」と笑みを浮かべた。

 24年のパリ五輪でまさかの初戦敗退で銅メダルに終わり、五輪で勝つ難しさを改めて知った。減量の難しさもあり53キロへの転向も検討されていたものの、50キロ級での再起を決意し、28年ロサンゼルス五輪に向けて歩き出した。

 昨年9月に実戦復帰し、同12年の全日本選手権を全4試合で無失点の圧倒的な強さを見せつけ優勝。今年4月のアジア選手権でも女王に輝き、今大会も危なげなく勝ちきり再び連勝街道を歩いている。「パリが終わってからの期間でやってきたことがはまってきて、自分の強いレスリングが確立されてきたと実感することができた。一番の目標はロサンゼルスオリピックで金メダルを取り戻すことなので、そこに向けて一つ一つ頑張っていきたい」と気を引き締める。

 再び日の丸をつけて世界と対峙(たいじ)する。「いろんな経験を経てやってきたことが本当にうまくはまってきている。

アジア大会は初めての出場だし、母国開催ということで非常に盛り上がると思いますし、家族、会社のみなさん、ファンの皆さんもきてくれると思うのでしっかり準備したい。世界選手権では世界一を取り戻して須崎優衣が戻ってきたということを世界にみせつけたい」。最大目標の2年後の五輪へ、ここから勢いを増していく。

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