◆第87回オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル、良)

 3歳牝馬18頭立てで争われ、2番人気でダミアン・レーン騎手が手綱を執ったラフターラインズ(美浦・小笠倫弘厩舎、父アルアイン)が、フローラS・G2制覇から樫の女王の座を狙ったが、3着に敗れた。

 馬名の意味は、バラの品種名。

4代母に秋華賞3着のロゼカラーがいる”バラ一族”で、3代母のローズバドはオークスと秋華賞、エリザベス女王杯で2着。叔母のスタニングローズは22年の秋華賞馬で24年のエリザベス女王杯も勝っている。ほかにもジャパンC覇者のローズキングダムなど大舞台で活躍馬多数の華麗なる牝系を持ち、樫の舞台でも人気を集めていた。

 勝ったのは5番人気で今村聖奈騎手が手綱を執るジュウリョクピエロ(栗東・寺島良厩舎、父オルフェーヴル)。最後の直線で馬群を割って一気の末脚で抜け出し、樫の女王の座に就いた。今村騎手はJRA女性騎手初のクラシック騎乗で、JRA女性騎手初のG1タイトルを手にし、歴史に新たな1ページを刻んだ。勝ち時計は、2分25秒6。

 2着は3番人気のドリームコア(クリストフ・ルメール騎手)だった。

 ダミアン・レーン騎手(ラフターラインズ=3着)「今まではテンションの高い馬でしたが、すごくいい精神状態、いい具合でレースにいけました。外枠からでこの馬なりにいいスタートを切れましたし、最初はポジションが少し外にはなりましたが、ペースが流れてからはすごくいいリズムで折り合いも付きました。その分直線では素晴らしい脚を見せてくれました」

 小笠調教師(ラフターラインズ=3着)「すごくいい競馬をしてくれました。ゲートも出たし。

外枠からもう少し早めに収まるところがほしかったけど、結構外を回る形になってしまった。それでも長く脚を使ってガッツのある競馬をしてくれたと、(ダミアン・レーン)ジョッキーも言っていました。着差は残念だけど、これからまた頑張ってくれると思います」

 津村明秀騎手(リアライズルミナス=4着)「本当に勝ったと思いました。あまりにもペースが遅かったので、このままだとこの馬の良さを生かせないと思ったので、動いていきました。思い通りにいっていい手応えでした。残り200メートルまではこれならいけると思いましたが、坂を上がって最後は少し脚いろが鈍ってしまいました。この走りなら秋は楽しみです」

 高杉吏麒騎手(スウィートハピネス=5着)「距離が伸びていい内容で走れました。徐々に馬も良くなっています。ただ最後は瞬発力勝負になってしまいました。もう少し時計がかかれば差は詰まっていたと思います」

 マイケル・ディー騎手(レイクラシック=6着)「先生(新谷調教師)とも話していましたが、思い描いた作戦通りの形で運べました。直線までいい形で運べて一瞬本当に勝てるかなと思ったくらいです。最後の100メートルで脚いろが同じになってしまいましたが、体がしっかりしていない面があるのでそういうところが出たと思います。

今後の成長に期待したいですし、間違いなく能力があるので、成長を待ちたいと思います。現時点では2000メートルくらいがいいんじゃないでしょうか」

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