◆第87回オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル、良)

 3歳牝馬18頭立てで争われ、3番人気でクリストフ・ルメール騎手が手綱を執ったドリームコア(美浦・大竹正博厩舎、父キズナ)は、桜花賞9着から樫の女王の座を狙うも抜け出したところを最後に差されて、首差2着に敗れた。今週20日に病気のため67歳で死去した萩原清調教師が管理していたが、翌21日に大竹厩舎に転厩していた。

 ドリームコアは、亡き萩原さんが自ら手がけたノームコアの娘。母は19年のヴィクトリアマイル、20年の香港カップの国内外G1を含む重賞5勝を挙げた名牝だった。キズナ産駒の牝馬は新馬、ベゴニア賞、クイーンC(すべて芝1600メートル)と3戦無敗の東京コースで、反撃が期待されていた。

 先週のヴィクトリアマイル(エンブロイダリー)で海外とJRA・G1を合わせ通算100勝を達成していたルメール騎手は、クイーンC、桜花賞に続く3度目の騎乗。2週連続G1制覇を果たせば、嶋田功元騎手に並ぶオークス歴代最多5勝目だったが、かなわなかった。

 勝ったのは5番人気で今村聖奈騎手が手綱を執るジュウリョクピエロ(栗東・寺島良厩舎、父オルフェーヴル)。最後の直線で馬群を割って一気の末脚で抜け出し、樫の女王の座に就いた。今村騎手はJRA女性騎手初のクラシック騎乗で、JRA女性騎手初のG1タイトルを手にし、歴史に新たな1ページを刻んだ。勝ち時計は、2分25秒6。

 3着は2番人気のラフターラインズ(ダミアン・レーン騎手)だった。

 クリストフ・ルメール騎手(ドリームコア=2着)「いいポジションがとれました。ペースが遅く引っかかってしまいましたし、外にモタれていてエネルギーロスがありました。

ゴールまで精一杯頑張ってくれました」

 南田助手(ドリームコア=2着)「よく頑張ってくれました。力は出せたと思いますが、悔しいですね。道中で少し右に行くところがあったけど、それでも最後はしっかり伸びてくれました。力は見せてくれました。勝ちたかったですけどね…。すみません」

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