◆第87回オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル、良)

 3歳牝馬18頭立てで争われ、6番人気で武豊騎手が手綱を執ったアランカール(栗東・斉藤崇史厩舎、父エピファネイア)が、桜花賞5着から樫の女王の座を狙ったが、8着に敗れた。16年に同じ2枠3番から勝ったシンハライトとの母子制覇を目指したが、クリフジ(1943年)&ヤマイチ(54年)、ダイナカール(83年)&エアグルーヴ(96年)に続くことはできなかった。

 武豊騎手は93年ベガ、95年ダンスパートナー、96年エアグルーヴ以来となる30年ぶりのオークス4勝目がかかっていた。

 勝ったのは5番人気で今村聖奈騎手が手綱を執るジュウリョクピエロ(栗東・寺島良厩舎、父オルフェーヴル)。最後の直線で馬群を割って一気の末脚で抜け出し、樫の女王の座に就いた。今村騎手はJRA女性騎手初のクラシック騎乗で、JRA女性騎手初のG1タイトルを手にし、歴史に新たな1ページを刻んだ。勝ち時計は、2分25秒6。

 2着は3番人気のドリームコア(クリストフ・ルメール騎手)、3着は2番人気のラフターラインズ(ダミアン・レーン騎手)だった。

 坂井瑠星騎手(エンネ=7着)「ゲートで後手に回ったのが痛手となりました。理想は勝ち馬のポジションでしたし、外を回っても勝てなさそうだったので、直線では内に行きました。今後に期待したいですね」

 武豊騎手(アランカール=8着)「前半で力んでいましたし、直線は瞬発力の差が出たと思います」

 岩田望来騎手(アンジュドジョワ=9着)「折り合いを重視していい形で運べました。最後に坂を上がってから、距離が長かった感じはありました。それでもしっかり最後まで走ってくれました。キャリアが浅い中でよくこの舞台に立てましたし、差のない競馬ができました。

そこは立派だと思いますし、秋が楽しみです」

 西村淳也騎手(トリニティ=10着)「大きい舞台でしたがよく頑張ってくれました。これがいい経験になってくれれば」

 戸崎圭太騎手(ロングトールサリー=11着)「いいスタートが切れたし、ペースも遅かったので行ってしまっても良かったですね。直線は反応する感じがあり、そこも良かったです」

 浜中俊騎手(ソルパッサーレ=13着)「これをいい経験にして、今後はもう少しパワーアップしてくれればいいなと思います」

 横山武史騎手(アメティスタ=14着)「先生と話して前々で運ぼうと思っていました。スムーズに先手がとれましたし立ち回りは良かったと思います。ただやっぱり距離が少し長かった分、最後はバテてしまいました」

 原優介騎手(スマートプリエール=15着)「乗った瞬間からイレ込んでいる感じはありました。地下馬道も長く、スタンド前発走の拍手の大きさなどでレース前に大きく消耗してしまいました。向こう正面でも内から馬がくる不利がありました。全てうまくいったとしても、正直2400メートルは長いのかなと思います。今後は厩舎が適性条件などを色々と考えてくれると思いますし、個人的には1800メートル寄りの2000メートルがいいかなと思います」

 石橋脩騎手(ロンギングセリーヌ=17着)「調教で乗った時から、ためた時に反応できていたので、スタート次第ではありましたが、少しでも上の着順に行きたいと思っていたので、いつもよりかは控える形をとりました。最後は馬場に脚を取られる場面もありましたし、残念な結果でしたがこの馬なりに頑張ってくれています」

 三浦皇成騎手(スタニングレディ=18着)「ゲートをうまく出たので折り合いをつけていこうと思ったのですが、最初のコーナーの入りでコントロールが利かなくなってしまいました。ペースも遅かったので、あれだけ力んでしまうと最後にお釣りがなくなってしまいますね」

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