◆春季高校野球関東大会▽決勝 横浜13―3浦和学院(24日・千葉県野球場)

 10年ぶりの決勝進出となった横浜(神奈川1位)が、浦和学院(埼玉1位)を下して春の関東大会を制した。村田浩明監督(39)が主将を務め、捕手としてエース・涌井秀章(現中日)とバッテリーを組んだ2004年以来、22年ぶり7度目の頂点となった。

 序盤から主導権を握った。初回先頭の小野舜友主将(3年)が、右翼へ先頭打者アーチを運んで先制。1点リードで迎えた4回には、3点を追加してなお1死二、三塁、打者・小野の場面でフルカウントから異例のヒットエンドランを仕掛けて5点目。さらに2死三塁の好機では、三塁走者の千島大翼外野手(3年)が本盗を成功させて6点目を挙げた。

 その後も攻撃の手を緩めず、5回には四死球と相手失策で無死満塁の好機を作り、田島陽翔内野手(2年)が中前へ2点適時打。6、7回に1点ずつ、9回には3点を追加して今大会初の2ケタ得点と浦和学院を圧倒した。投手陣は8回まで3投手の継投でリードを守ると、9回はプロ注目の織田翔希投手(3年)が、自己最速タイとなる154キロを計測して無失点で締め、頂点をつかんだ。

 試合後、村田監督は「なんか、監督いらないんじゃないかなくらいの感じを受けました」とナインの成長を評価。センバツの初戦敗退を教訓に、「負けない野球」をチームの目標に設定。どんなに点差が離れても貪欲に次の1点を奪いにいく姿勢が、決勝戦での大勝につながった。「最後の最後まで、何点あってももう1点、もう2点と取りにいく執念が優勝するチームにはふさわしい。その力がついたのかなというところで、こういう結果になったと思っています。

ウチにとってこの優勝は価値がある」とかみしめた。

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