2026年の2歳新馬戦が6日、東京と阪神でスタートした。阪神5R(芝1600メートル)では、ジーティーサクラ(牝、栗東・吉岡厩舎、キタサンブラック産駒)が直線で差し切ってV。

上がり3ハロン32秒4は、阪神での2歳戦史上最速という鮮烈デビューとなった。北村友一騎手(39)=栗東・フリー=は、2年連続で西の新馬戦開幕星。また、東京ではクリストフ・ルメール騎手(47)=栗東・フリー=が、4、5Rで連勝発進した。

 歴史を塗り替える、衝撃の勝ち方だった。ジーティーサクラはスタートを決めると、前に人気の2頭を見ながら進んだ。最初の3ハロン通過が37秒4という超スローペースにもぴったりと折り合い、そして迎えた直線。2着馬の外に進路を取ると、矢のように伸びて1ハロン手前で先頭へ。ラストは流す余裕も見せて楽勝だった。「センスいいっすね!」。鞍上の北村友は満面の笑みで引き揚げてきた。

 上がり3ハロン32秒4は、阪神では新馬どころか、2歳戦史上最速の数字となった。これまでは13年9月29日の2歳未勝利で3着のシンガン、16年12月4日のシクラメン賞を勝ったサトノアーサーの32秒7が最速だったが、それを0秒3更新した。

「去年も勝たせてもらって、チャンスある馬に乗せてもらって感謝しています」。北村友自身は昨年のチュウワカーネギーに続き、2年連続となる西の新馬戦開幕勝利。「内容が良かったので、非常にうれしく感じます」とパートナーの走りに興奮していた。

 母は17年の米G3の勝ち馬で、24年のノーザンファームミックスセール(当歳)で7800万円で購買された。吉岡調教師は「調教からセンスの良さを感じていました。しまいの反応も良くて、言うことないですね」とうれしそうに笑った。

 今年の日本ダービーを勝ったロブチェンもミックスセールの出身だった。同じ舞台で行われる12月13日の阪神JFはもちろん、名前にもある来年の“桜”花賞にも期待がふくらむ勝利となった。(山下 優)

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