◆テニス ▽全仏オープン第14日(6日、フランス・パリ)

 車いすテニス男子シングルス決勝で、世界王者の小田凱人(東海理化)が、全仏男子では国枝慎吾に次ぐ史上2人目の4連覇を達成した。2024年パリ・パラリンピック決勝の再現で、同2位のアルフィー・ヒューエット(英国)に6-3、6-3のストレートで勝ち、今季、全豪に続き4大大会2勝目。

男子史上初の年間4大大会全制覇に、ウィンブルドンと全米の2大会を残すのみとなった。

 小田が、男子史上初の年間4大大会全制覇に、まず全豪、全仏の前半2大会を制覇した。「まだ大きい2つのステージが残っている。もっと頑張る」。全豪決勝では、デラプエンテ(スペイン)との激しい打ち合いで、フルセットの逆転勝ち。ここ全仏決勝では、今季3勝2敗と競っていたヒューエット(英国)にストレート勝ちした。

 残るウィンブルドンと全米は、決して苦手とはしていない。ウィンブルドンは過去2度の優勝。全米は1度の優勝だが、得意のハードコートだ。ただ、ウィンブルドンの芝は、一発でショットが決まるため、番狂わせが多い。ハードは、どの選手も得意としているため接戦となる。

 車いすテニスの世界ツアーで、2009年に初めて、グランドスラム(4大大会)のカテゴリーが公式に誕生。

しかし、ウィンブルドンは2015年までシングルスが行われていなかった。つまり2009年から15年までは、車いすテニスの4大大会は、3大会しかシングルスがなかったことになる。

 その3大会を年間で全て制したのは、男子では国枝慎吾だけで、2009、10、14、15年と、4度も達成している。しかし、2016年にウィンブルドンでシングルスが始まって以降、年間で4大会全てを制した男子選手はいない。

 女子では、ディーデ・デフロート(オランダ)が、2021年から3年連続で達成している。21年は東京パラリンピックを制しているので、年間ゴールデンスラムの快挙だった。

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