第75回全日本大学野球選手権大会(報知新聞社後援)が8日、神宮と東京Dで開幕する。7日には出場27校の選手らが東京・明治神宮会館に集い、開会式が行われた。

5年ぶり13度目の出場となる慶大は今津慶介主将(4年=旭川東)が、式後にトークショーを行った日本ハム・栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO、65)からチーム運営に関する“金言”を授かり、5年ぶり5度目の優勝へと闘志を燃やした。

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 世界一監督からの“金言”を授かった。慶大・今津は、栗山CBOに質問をぶつけた。「慶応では名門から入ってきたり、公立高(出身)だったりといろんなバックグラウンドを持つ選手がいます。チーム運営で大事にされていたことをお聞きしたいです」。チームに還元できるヒントを得たい―という一心だった。

 指揮官として23年のWBCを制した経験を持つ栗山CBOの答えは、「全員をまとめようとするとすごく難しくなる。その人の良さを引っ張り出してあげて、あとは試合の方向性やみんなの勝ちたい思いが、一緒になって向かっていくんじゃないか」。世界を制した名将の言葉は、今津の背中を力強く押してくれた。

 栗山CBOの答えには、現在の慶大との共通点もあったという。「個性をつぶさずに、チャンスを与えるところが今の慶応に似ている。僕も(チームを)まとめようと思っていたんですけど、それぞれが個性を生かしさえすれば同じ方向を向けることを学ぶことができた。

それぞれが慶応義塾のためにという同じ気持ちで、それぞれの方向で頑張ることができればチームは一つになるのかなと」。10日に迎える初戦を前に、チームが目指していく姿が改めて明確になった。

 5年ぶり5度目の頂点を狙う今大会。開会式の壇上では、全出場校を前に「優勝します」と力強く宣言した。「一人一人の選手が、この大会でスカウトの目に留まって、プロ野球に行ってやるんだという気持ちを持つことができたら、自然と優勝という結果につながるんじゃないか」。目標の大学4冠へと続く、次なる戦いが幕を開ける。(小島 和之)

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