巨人・則本昂大投手(35)と田中将大投手(37)が12球団勝利を懸け、9日からの古巣・楽天戦(楽天モバイル)に先発する。両右腕とも移籍後初対決に向け「勝てるように」と決意。

8日はG球場で同時間帯に投球練習を行った後、そろって仙台入りした。

 カード初戦で先陣を切るのが則本。昨季までの13年で通算120勝48セーブをマークし、投手キャプテンも務めた。「13年間数え切れないくらい投げていい思いも苦しい思いもしたマウンド。自分を成長させてくれた場所だし、ファンの皆さんにすごく感謝の気持ちがある。2年に1回しかない中で投げるチャンスが巡ってきたのはすごくうれしい」。一方で「今はジャイアンツの一員。仙台まで足を運んで応援してくれる巨人ファンの皆さんのために」と勝負を待ち望んだ。前回2日のオリックス戦(東京D)は6回途中2失点で移籍後初勝利。勢いのまま2連勝を狙う。

 田中将は11日の第3戦で登場。24年まで11年間プレーし「(特別な思いは)もちろんある。

楽しみ」と腕まくりした。移籍1年目の同時期は2軍調整中で「去年は交流戦で1試合も登板がなかった。今年、仙台でイーグルス戦があるというのはシーズン始まった時から頭にあったし、タイミングが合えば投げてみたいなと思っていた」。前回4日のオリックス戦は7回1失点と好投。状態も上向きだ。自身3年ぶりのシーズン4勝、日本人単独2位の日米通算204勝目に挑む。

 チームは6月無敗で交流戦Vを狙える位置にいる。13年の日本シリーズでは巨人を倒して頂点に立った2人。後輩と同じカードで投げることに「すごい巡り合わせやと思う。勝ちたいですよ。勝ちたいからこそ、やる準備は同じ」と背番号11も静かに闘志を燃やした。かつてエースの称号を継承した元楽天の日本一コンビ。

満を持して杜の都に戻る。(堀内 啓太)

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