◆報知新聞社後援 第75回全日本大学野球選手権記念大会▽1回戦 大商大7-4九産大(8日・神宮)

 大商大(関西六大学)が九産大(福岡六大学)とのシーソーゲームを制し、初戦突破した。4-4の同点で迎えた8回無死満塁で7番の石崎裕真内野手(4年=福井工大福井)がスクイズを敢行。

これが犠打野選となり、勝ち越しに成功した。その後も攻撃の手を緩めず、突き放した。

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 ほえた。叫んだ。9回2死。最後の打者を外角高めの146キロストレートで見逃し三振に封じると、二刀流右腕・中山優月(3年=智弁学園)はマウンド上で両手を突き上げた。8回2死から4者連続の奪三振締め。激戦を結び、勝利投手になった。

 「試合を通して苦しい展開だった。全員で、全国を勝つためにやってきた。その気持ちが自然に表れたと思います」

 「1番・二塁」で先発出場。5打数2安打と活躍した。

同点とされた7回2死満塁では2番手救援。カットボールで空振り三振に抑え、ピンチを脱出した。2回1/3を2安打1失点、5K。投打二刀流に「チームのために両方やらせていただいているのは、ありがたいこと。幸せだと思って取り組んでいます」と謙虚に言った。

 現在、直球の最速は152キロ。「球速というよりかは、ファウルが取れる真っすぐを目指してやってきた。そこは成長しているかなと感じます」と充実の表情。今後の二刀流継続に「自分のことだけを考えれば、絞った方がいいって周りに言われたりするんですけど、チームで勝つことが一番。日本一になるために、この大学に入ってきた。チームのためにできることがあれば、自分は全部やるつもり」と献身的な姿勢を強調した。

 智弁学園3年時の2023年には、侍ジャパン高校日本代表として、台湾で行われたU-18ワールドカップに出場。

世界一に貢献した。当時のチームメートだったソフトバンク・前田悠伍、ロッテ・木村優人や寺地隆成は一足早く、プロの世界で躍動している。

 「前田悠伍が先発だったり、寺地が出てたり、それが気になって速報を見たり、中継を見たりっていうのを自然にしてしまう。そこに悔しさを持ちながら、いつか追いついて、超せるようにという気持ちを、忘れずにやってます」

 ライバルを作れ、そして勝て。向上心を胸に、もっとすごい野球人に進化を遂げる。(加藤 弘士)

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