北中米W杯に挑む日本代表は7日、メキシコ・モンテレイでの事前合宿最終日にU―19日本代表と非公開で練習試合(35分×4本)を実施。DF鈴木淳之介、FW塩貝健人が得点して2―1で勝利した。
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モンテレイでの事前合宿の練習を打ち上げ、約30人の日本メディアに対応した森保一監督(57)の柔和な表情には、確かな手応えがにじんでいるように見えた。その背景には、約2年ぶりの代表復帰で状態が不透明だった冨安の起用に、明確なめどが立ったことがあるのではないか。
練習試合で35分×2の計70分間プレーした冨安は、自陣からのロングパスで塩貝の得点をアシスト。森保監督は「彼の復帰の過程は、常にメディカルを通して把握してきた。今のところ想定通り」と、開幕に向けて確実に状態が上向いていることを示唆した。
5月31日のアイスランド戦に先発し、83分間プレーした冨安。この日の練習試合でチーム最長タイ、70分間のプレー時間が与えられたこと自体が回復の証明だ。右膝の度重なる負傷でアーセナルを退団し、半年間の空白を経て昨年12月にアヤックスに加入。移籍後は2試合連続で45分以上出場したのは1度だけで、2試合目で負傷交代していた。
今合宿のミニゲームなどでは激しい当たりでエースFW上田綺世を封じるなど存在感を発揮。この日は、アイスランド戦から中6日で70分間プレーして「連戦テスト」を無事クリアした。リバウンドさえ出なければ、先発はもちろん、守備の切り札としても計算が立つ。右鎖骨骨折から実戦復帰した左シャドー(FWの後方)のキーマン、MF鈴木唯人も同じく70分間出場。状態が不安視された2人の復調は、チームにとって間違いなく最大の収穫だ。
この日は攻守に連係ミスも見られたというが、暑い時間帯に設定した試合で、プレー可能な選手全員を出場させた。さらに「仮想という意味で(U―19に)やってもらった」とオランダに戦術を似せ、本番を想定。カタールW杯決勝トーナメント1回戦(クロアチア戦)で敗れたPK戦対策として、2回のPK戦を実施するなど柔軟に調整した。
蒸し暑い環境下で行われた練習で、選手たちの疲労もたまっている。初戦に向け、いかにコンディションを上げていけるか。今ある力を余すことなく発揮できれば、目標に掲げる「世界一」に向け、強豪とも互角以上に渡り合えるだけのピースはそろいつつある。
◆事前合宿の総括
▼プラス面
・冨安完全復活の兆し
・鈴木唯の実戦復帰
・吉田麻也がサポートプレーヤーで再合流
・暑熱対策
▼予想外
・悪天候などによる3度の練習場変更
・練習会場移動に伴う移動時間増のストレス
・遠藤航、一度も全体練習に合流なし

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