◆報知新聞社後援 第75回全日本大学野球選手権記念大会 ▽1回戦 東海大九州3―2中京大(9日・東京ドーム)

 3年連続14度目の出場の東海大九州(南部九州大学)が中京大(愛知大学)に競り勝ち、2006年以来(当時は九州東海大)の初戦突破を果たした。就任3年目で20年ぶりの2回戦進出を果たした林田倫彦監督(39)は「4年生が中心となって、自立した、自走するチームを作ってくれた。

成長してくれているなと、本当に頼もしく見えました」と選手たちをたたえた。

 今年は2016年4月14日に発生した熊本地震から節目の10年。当時寮があった南阿蘇村では震度6強を記録した。野球部でも寮が傾き、グラウンドが使用不可になるなど甚大な被害を受けた。現在の部員たちの中には県外出身者も多いが、それでも熊本への思いは強い。自身も福岡の出身の主将・大石港捕手(4年=秀岳館)は「10年が経っても震災はすごく身近なもの。今の熊本を見ていただくきっかけに自分たちが少しでもなれたらと思っていたので勝てて良かった」と笑顔。林田監督も「この1勝が熊本の皆さんに届けばいいなと思います」。地域にささげる勝利をかみしめた。

 10日の2回戦では、松山大(四国地区大学)と富士大(北東北大学)の勝者と対戦する。林田監督は「投手陣の状態が今上がってきている。今日のような展開でまず1点を取って、守り切る野球をもう一回頑張りたい」と力を込めた。

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