◆報知新聞社後援 第75回全日本大学野球選手権記念大会▽1回戦 周南公立大11―1奈良学園大=5回コールド=(9日・神宮)

 大舞台で輝いた。前身の徳山大時代を含めて8年ぶりの出場となった周南公立大が、2年連続23度目の出場の奈良学園大(近畿学生)を圧倒し、2回戦進出を決めた。

打線が12安打11得点と爆発。投げては先発の主将、早川彰太郎(4年=西日本短大付)が5回1失点、3奪三振の好投で相手打線を抑えた。「バッター陣が点を取ってくれたので、自分も楽に投げられた。うれしいの一言です」と喜びをかみ締めた。

 2022年に公立化されて以来初の出場。2期生にあたる現4年は苦労を経験している。「受験に受からないと入れなくなったことで、人数が集まらなかった」。部員が減る中、昨春リーグ戦では最下位。入れ替え戦も経験した。「一人一人の野球に対する思いが強いチーム。投手も野手に絡んで一緒に練習することが増えた。その中で気が付いた部分を互いに言えるようになった」。

チームの団結を高め、大舞台への切符をつかんだ。

 最速139キロながら、今春のリーグ戦では防御率1・23。「球速があるタイプではない。テンポよく打ち取って、守備の時間を短く攻撃につなげることをいる。テンポは一番重きを置いている」。この日もテンポの良い投球で狙いを絞らせなかった。

 チームを勝利に導いたエースは、冷静に課題も分析した。「少し四球が多かった。そこを楽に打たせて取れれば、野手も流れが良くいけた」と4四球を反省。4回には先頭打者に右翼席への一発を浴びたが、「野手からも『ホームランはいいよ』と言われていたので、すぐ切り替えた」と頼もしく投げきった。

 大舞台での初勝利に「全国の舞台に出て1勝できたことは、徳山大学のOBの方にもいい報告ができる」と喜びつつも、目標は徳山大時代のベスト8を超え。苦労を乗り越えてきたナインから目が離せない。

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