競泳のパンパシフィック選手権(8月、米アーバイン)に向けた日本代表の練習が9日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、報道陣に公開された。女子の池江璃花子(横浜ゴム)は7日まで行われた日本選手権で50メートルバタフライ6連覇。

だが、100メートルバタフライは2位、自由形2種目は決勝進出を逃し、50メートルは9位、100メートルは11位に終わった。「忘れるようにしていた。思い出したくなかった」と閉幕から2日たったこの日も悔しさをにじませた。

 3月に今夏の国際大会代表権を獲得。だが今月の日本選手権では納得のいかない泳ぎが続き、最終日に行われた50メートル自由形後に「みっともない、情けない、しょうもない泳ぎをした」と自身の泳ぎに憤りをあらわにしていた。8日から始まった今回の合宿は「恥ずかしい気持ちで入った。代表選手として、今までの自分に対して恥ずかしさみたいなものがあった」と明かした。

 今年3月に行われた日本選手権には、池江を含め5月にシドニー・オープン(オーストラリア)に出場した選手もいる。8月にパンパシ、9月に愛知・名古屋アジア大会を控える中で、多くの選手が今回の日本選手権では成績を残せなかった。「それなりに代表選手として泳がないといけない。でも、その通りに体は動かない」と中間期に大会が行われる難しさを改めて語った。「3月に(日本選手権が)終わって、その1週間後とかにまたやる方が気持ちは切れない。

そこは今後の大人の方たち(日本水連)の課題かな」と意見を投げかけた。

 自身は5月に右肩を負傷。ウェートトレーニングは1か月ほどできていないが、今回の合宿終了後に再開予定だと話した。コンディションは順調に回復し、7月の米国合宿を挟んで、パンパシに出場する。屋外プールで行われるが、オーストラリアを拠点としていた際は何度も泳いでおり、「慣れてはいる」と自信を見せた。18年に行われた前回大会は100メートルバタフライで金メダルを獲得するなど、4つのメダルを手にした。今大会は「結果が出るときはレースを楽しんでいるとき。周りの雰囲気も感じながらやっているレースの方が結果がいいので、そういう精神状態で迎えられるのがベスト」と海外ならではの雰囲気を味わいながら、再び金メダルを目指す。(富張 萌黄)

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