J1千葉は百年構想リーグを20位で終えた。地域リーグラウンドは前半戦2勝、後半戦1勝の計3勝。

プレーオフラウンドは福岡に2戦合計3―4で敗れた。スポーツ報知では、半年間の戦いを振り返り、各選手を採点・寸評する。第3回はMF編。

 田口泰士【4・5】本格的な試合復帰は夏以降かと思っていたが試運転完了。この半年間は大学との公開トレーニングマッチが2度中止になるなど、ケガ人の多さから実戦的な練習を積めるような機会が少なかった。田口に限らず、負傷者全員が試合堪を取り戻す作業が難しかった。しかし、チームとしては当然、調整の前倒しを求めていた(その結果、再び離脱した選手も多かった)

 小林祐介【6・0】昨季の主力がケガしている間に台頭。成長度合いは今世紀最大の発見。終盤の数週間(16節・町田戦~18節・柏戦)はケガで別メニューも経験。J2なら現時点でリーグ屈指のボランチだろうが、J1で戦う以上はさらなる成長を

 エドゥアルド【4・5】開幕時はケガ。3節・水戸戦から復帰も時折全体練習から外れていた時期もあった。明るく笑顔が本当にすてきな選手なのだが、状態は本来の姿からほど遠かった

 津久井匠海【6・5】序盤のほうが良かった印象がある(3節・水戸戦、5節・柏戦など)。

大宮時代から決定力のある選手というイメージを持っていたこともあり、ゴールにより近い位置でプレーできるFW起用も十分ありだと思っていたが、移籍初年度はサイドハーフが主戦場に。もっとも、チーム全体の力を底上げし、前線にはしっかり9番タイプのストライカーを置いたうえで、津久井がサイドハーフとしてより相手を押し込んだ位置でプレーしてゴールを量産してくれるのが理想だろう。手がデカい(特に指の長さ)。

 米倉恒貴【4・5】3月に右ふくらはぎ負傷を経験。練習では地元出身の最年長が一番走って戦って若手に背中を見せていた。そんな米倉のゴールがチームにとって「きっかけ」になるだろう

 椿直起【4・5】後半戦から復帰。再び離脱した期間はあったが、最終戦で先発し試運転完了か。14節・浦和戦では後半頭から出場し、田中とともに“ジェフのサイドハーフ”の基準を示した

 前貴之【6・0】立場が一転、今季は大半が先発起用に。小林監督から「圧倒的な個人戦術の高さと、基礎技術のうまさ、走って戦える」と3拍子を評価され信頼をつかんだ。小林祐と同様に、J2なら現時点でリーグ屈指の選手だろうが、J1で戦う以上より特徴的な武器がほしい

 杉山直宏【4・5】早々に復帰したことは好材料だったが、期待されたプレーはできなかった

 岩井琢朗【4・5】2試合出場のみ。ケガでスタメン機会を失うなど、もったいない半年間に

 天笠泰輝【4・5】冬加入組の津久井、石尾とは対照的に厳しい半年間に。序盤はチャンスを与えられていたが、後半戦は出場なし。

練習ではサイドバックに回る機会も多かった

 猪狩祐真【5・0】実質1年目。練習ではキレの良さは見せていた。ただ、試合では流れを変える役割も、出場10試合の中で変えられた試合はゼロ。チャンスをものにしたかった

 姫野誠【6・5】17歳が堂々の18試合出場。両足蹴れてフィジカル負けせず、ゴールを取れたのも好材料。U19日本代表常連選手となり、どこまでいけるか楽しみな選手。もっとゴールを取って、もっと脅威的な選手に。ジェフから世界へ。練習後は学ラン

 安井拓也【5・5】印象的なプレーはたくさんあったが、指揮官のハートをつかむことまではできず。ただ、今治での武者修行の成果は存分にみせてくれた

 イサカ・ゼイン【6・0】決定力は…、という選手だが、いつもゴール前のいい場所にいる不思議な選手。徐々にプレーが洗練されてきて、途中からサイドハーフ1番手に。対田中とのポジション争いでさらなる成長に期待

 品田愛斗【4・5】離脱も復帰後も悔しいシーズンに。

良いところよりも悪いところが目立った。序列が下がり、練習ではボランチで出られずCBを務めることも。2度目のJ1で今度は価値を見せられるか

※平均は5・5~6・0点。(採点・綾部 健真)

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