なぜ日本のフルーツは世界から愛されるのか―。タレントのタモリ(80)がMCを務めるテレビ朝日系「タモリステーション」(20日・後8時54分)では、温暖化対策や流通事情の変化などを受けながら、おいしさを追求する日本のフルーツの秘密に迫る。

 スポーツや気候変動、「昭和100年史」などの多岐にわたるテーマを深掘りし、毎回大好評を得ている同番組。今回スポットを当てるのは、日本のフルーツ。圧倒的な甘さはもちろん、色や形など見た目の美しさまで、世界から注目を浴びており、外国人観光客にも大人気だが、取り巻く環境は常に変化し続けている。スタジオには女優・木村佳乃(50)と近畿大学農学部教授・神崎真哉氏を迎え、環境や時代の変化の中でもおいしく進化し続ける秘密を独自取材する。

 現在、地球温暖化の影響で国内のフルーツの生産地が変化しつつあるという。気候変動に対抗すべく、生産地ではどんな取り組みを進めているのか。農家が抱える課題のほか、暑さに強く糖度も高い新品種の開発、収穫時期をコントロールする栽培技術の研究など、温暖化対策の最前線を取材する。

 また、タモリ自ら、フルーツ栽培の最先端「AI農場」の取材に乗りだすのも大きな見どころだ。静岡・浜松駅の近くに建つビルの3階にある400平方メートルの空間では、AIロボットによるイチゴの自動栽培が行われている。この企業では、世界で初めてロボットによるイチゴの自動授粉に成功し、管理から受粉までを自動化したほか、環境の影響を受けることのない安定したイチゴの生産を実現させたという。タモリも衝撃を受けた、そのシステムの全貌(ぜんぼう)から、日本の果樹農業の未来が見えてくる。

 さらに、流通コントロール技術の進化にも着目する。

昭和時代には、庶民にとって高級品だったバナナ。ほとんどが海外からの輸入品であり、輸送や管理にコストがかかったうえ、傷んでしまうことも多かったが、現在は安定した価格で一年中おいしいバナナが食べられるようになった。消費者の手に渡るタイミングで最もおいしくなるように計算され尽くした、精密な流通コントロール技術を徹底的に追跡するほか、「旬」を閉じこめる冷凍フルーツの進化も取り上げる。

 普段、私たちが何げなく口にしているフルーツが、よりおいしく感じられる貴重な番組になっている。

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