競泳のパンパシフィック選手権(8月、米アーバイン)に向けた日本代表の練習が9日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、報道陣に公開された。男子の岡留大和(インターナショナルSS)は7日まで行われた日本選手権で派遣標準記録を突破して、追加招集。

シニアでは初の代表入りとなり「すごい楽しい。友人が増えた」と充実した時間を過ごしている。

 現在は米カリフォルニア大バークレー校に通う20歳。今夏はパンパシに加え、大学の授業も控えている。大会3日目の8月14日にはテストも行われるため、現状は大会出場が大きなハードルとなる。「教授とのバトルが待っている。とりあえず土下座しないと」と笑ったが、合宿の合間も教授とメールで試験日程の調整が可能か連絡を取っている。

 大学は様々な競技のトップアスリートも多く、比較的試合への理解はあるという。ただ今回は五輪や世界選手権ではなく、日本代表として主に4か国が出場するパンパシ。希望がかなうかは微妙なラインだと話した。最悪の場合、大会最終日のみ出場の可能性もある。「バトルに負けたら、1日、日本代表をして帰宅」と話し、日本選手権で優勝を果たした100メートル平泳ぎは行わない可能性もある。

決勝は1種目につき、1か国2人までしか進めないが、予選はどの種目でも登録することができ、「もしかしたらトレーニングの一環で、クロール(自由形)に出るかも」と専門外の種目にもチャレンジすると示唆した。

 将来は米国と日本の病院建設を目標とし、神経科学とビジネスを履修中。SNSのフォロワー数も急上昇、今夏一気にブレークしそうな文武両道スイマーは「難しい授業に行くと、レベルの高い学生がいる。そういう子の話を聞くと世界が広がる。違うメジャー(専攻)の子と話すことで、勉強のモチベーションの維持はしやすい。苦ではない」と笑顔を交えて語った。(富張 萌黄)

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