◆第67回宝塚記念・G1(6月14日、阪神競馬場・芝2200メートル)

 24年の有馬記念の覇者で、11着に大敗した昨年の雪辱を期すレガレイラ(牝5歳、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)の秘める能力は春の大一番でも見劣らない。昨年は右前脚の第1指骨剥離(はくり)骨折明けで、同じ約半年ぶりのぶっつけ本番でも今回は順調度が違う。

太田助手が「調整過程は昨年の宝塚記念よりもいいです」と説明するように、巻き返しへ態勢は整っている。

 前走の有馬記念は道中ほぼ最後方の厳しい位置取りから、最後の直線は馬群をさばきながら4着まで追い上げた。1番人気に応えられず牝馬として史上初となる連覇はならなかったが、地力を示せた内容とは言えた。この中間に関しても同助手が「まだ競馬で頑張っている気持ちを持ち合わせている。このまま上げていきたいです」と指摘する通り、5歳を迎えても闘志は衰えていない。

 昨年の覇者メイショウタバル(牡5歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)やG1・2連勝中のクロワデュノール(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)などライバルは強力だ。「屈指の馬たちが集まってくるので、しっかりと状態を上げないといけない」と太田助手。昨年以上の仕上げでベストを尽くし、“紅一点”の実力派が意地を見せる。

編集部おすすめ