東洋太平洋ウエルター級(66・6キロ以下)王者の佐々木尽(24)=八王子中屋=が、9月21日に東京・八王子市の東京たま未来メッセで地域3冠王座統一戦に臨むことが9日、発表された。「Lemino BOXING フェニックスバトル161」のメインイベントで、WBOアジアパシフィック&日本同級王者のセムジュ・デビッド(33)=中日=と対戦する。

 会見の冒頭、「日本人史上初のウエルター級世界チャンピオンになる男、佐々木尽です」と決めぜりふであいさつした佐々木は「ちょっと待ってください」と悪戦苦闘しながらも、英語で「ベルトを2本かけて戦っていただきありがとうございます。アジア3冠戦でナンバーワンを決めましょう」と話した。

 地元・八王子での試合は23年7月以来3年ぶりとなる。「今まで八王子での試合は全部ダメダメな内容、結果になってしまっている。八王子は僕にとって暗闇を冒険している感覚なんで、抜け出して光を浴びたいなと思います」と独特な表現で地元への思いを語り、3冠戦へ「けっこう『佐々木じゃ勝てない』みたいな話を聞くが、どの展開になっても負ける感覚はゼロに近い。KO(勝利)しかない。KOで見せないと。お客さんを楽しませたいんで」と意気込みを語った。

 世界ランクはWBC13位にランクされる。現在来日中のWBC同級王者のライアン・ガルシア(27)=米国=について「ガルシア、やりたいですよね。ガルシアは相性がいいと思っている。あとコナー・ベンとか。

まず今はデビッド選手しか見ていない。その先は『待ってろライアン・ガルシア』みたいな感じで」と目を輝かせた。

 佐々木は25年6月、WBO世界ウエルター級タイトルマッチで王者ブライアン・ノーマン(米国)に5回KO負け。今年2月の再起戦でマーロン・パニアモーガン(フィリピン)に2回TKO勝ち。5月2日に東京ドームで東洋太平洋同級王者・田中空(大橋)に挑み、2―1判定で王座を獲得した。

 ただ、地域3冠統一を果たしても、世界へ向けては「正直言うと3本持ったところで、って感じの思いがある」と自覚している。「世界基準では勝って当たり前。その次に世界ランカーと戦ってというところがスタートなんで、ここは通過点という感覚がありますね」と力を込めた。

 対するデビッドは24年8月に日本王座を獲得。25年8月にWBOアジア王座を獲得し2冠王者となった。今年3月の前戦では、浦嶋将之(角海老宝石)と引き分けて、日本王座4度目、WBOアジア王座初防衛に成功している。

 佐々木との3冠戦へ「佐々木と試合することで世界につながる。

全部を総動員するして、次のステップにつなげたい。はっきりと分かる形で勝ちます」と誓った。

 戦績は佐々木が21勝(18KO)2敗1分け、デビッドが9勝(5KO)1敗1分け。

 ほか同興行では、日本ユース・ウエルター級王座決定戦に日本同級12位・石井竜虎(渡嘉敷)が出場(相手未定)。日本ユース初代ミドル級王座決定戦では、日本同級9位・佐々木革(八王子中屋)と日本同級8位・盛合竜也(ワタナベ)が対戦。日本ユース・ライトフライ級王者・末国龍汰(ライオンズ)は初防衛戦(相手未定)に臨む。また、バンタム級6回戦に臼井春樹(八王子中屋)、スーパーフェザー級4回戦に門岡健人(八王子中屋)が出場(ともに相手未定)する。

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