◆報知新聞社後援 第75回全日本大学野球選手権記念大会▽2回戦 東北福祉大7―1中部学院大(9日・神宮)

 2大会連続38度目の出場となった東北福祉大(仙台六大学)が、2年ぶり5度目の出場の中部学院大(東海地区大学)を7―1で破り2回戦を突破した。打線が3本塁打を含む11安打7得点とつながり、大会2連覇に向けて前進した。

 前回大会でMVPを獲得したプロ注目の佐藤悠太外野手(4年=報徳学園)は、「6番・右翼」で先発出場。2点リードで迎えた4回先頭で135キロ直球を左中間席へ運び、「弾道が低かったので入ると思わなかった。(フェンスを)越えてくれてよかったです」と驚いた様子で振り返った。

 楽しむ気持ちを大切にして、困難を乗り越えてきた。高校3年時に投手から外野手に転向。「2年間バットを全く振っていなかった」という状況でも、「少年野球を始めたときみたいに素直に楽しめた」と楽しむ心を忘れなかった。

 大学に入ると体重も約20キロ増えて、87キロになった。昨年の春ごろには、憧れの鈴木誠也カブス)を参考に両目でしっかり見て、トップを高く保つフォームを作り上げた。「こうしたらヒットが出るなと考えるのが楽しくて。今もいいなと思ったらまねて練習に取り入れている」。どんな時でも野球を楽しむ精神が、この日の好打を生んだのかもしれない。

 目指すのは「プロで長く第一線で活躍できる選手」。

この日は多くのスカウトが来場していたが、「とにかく勝てるように野球を楽しむことをモットーにしているので、あんまり気にしていないです」。周囲の環境は気にせずに、自身のプレーに全力を尽くすことに集中している。

 準々決勝は東日本国際大と大商大の勝者と戦う。「去年優勝して、今年はマークされるところもある。自分がというよりは、チームが勝てるように明日以降も頑張りたい」と連覇に向けて意気込んだ。

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