◆サッカーW杯北中米大会 国際親善試合 オランダ2―1ウズベキスタン(8日、米・ニューヨーク)
W杯北中米大会の1次リーグ初戦で日本と対戦するオランダが8日、ニューヨークでウズベキスタンとW杯前最後の実戦となる国際親善試合を行い、2―1で勝利も、守護神GKフェルブルッヘン(23)=ブライトン=が腰の打撲で負傷交代。主力DFのJ・ティンバー(24)=アーセナル=がそけい部のけがで離脱が決まるなど、日本戦まで1週間を切った中でアクシデントが続出。
不穏な空気に包まれた中、オランダが日本戦に向けた最後の1試合を終えた。1―1で迎えた後半終了間際、FWハクポのこの日PKで2点目となる勝ち越し点で勝利も、誰の表情にも笑顔は少なかった。決定機を何度も逸しただけではなく、後半途中で正GKフェルブルッヘンがハイボールを処理して着地する時に腰を強打し、負傷交代。クーマン監督は「翌日にどうなるか待つしかない」と話すにとどめたが、「ほぼ(日本戦の)先発」で臨んだ“前哨戦”。高い守備力を誇るJ・ティンバーの離脱が決まった日に、守護神の負傷という不安要素が生まれたのはオランダ守備陣にとって最悪の展開と言える。
また、無得点で敗れた3日のアルジェリア戦(0●1)に続き決定力を欠いた内容で課題を露呈し、クーマン監督は「頭痛の種だ。改善しなければ」と顔をしかめる。主将のファンダイクも「時間はある。ハードワークしなければ」と話すなど、日本が付け入る隙は十分にありそうだ。
オランダを見ると、本大会前の最後の1試合をU―19日本代表との練習試合にした森保ジャパンの“勝負手”にもうなずける。
多くの国が当たり前のように他国との親善試合を行う中での決断。森保監督が「ベストの選択」と話したように、初戦に100%で向かうための最適解のように思える。過去1分け2敗の難敵。本大会に入れば、オランダがギアを何段階も上げてくることは想定されるが、日本が直近2試合のオランダの試合分析が可能な一方、日本は手札を隠した状態で激突できる。信じて突き進んだ道の先で、オレンジ軍団から歴史的初勝利をつかみ取る。(後藤 亮太)

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