レイズ・筒香が入団会見で英語を披露…過去の主な入団会見一覧 イチロー氏、大谷は?

 DeNAからポスティングシステムでレイズ入りが決まった筒香嘉智外野手(25)が16日(日本時間17日)、本拠地のトロピカーナフィールドで入団会見を行った。2年1200万ドル(約13億1000万円)の契約で、背番号はDeNA時代と同じ「25」になった。

この日の会見の冒頭のあいさつで英語も披露した。これまでの日本人メジャーリーガーの入団会見は以下の通り。

 ◇過去の主な日本人メジャーリーガーの入団会見

 ▼野茂英雄(95年2月13日=ドジャース)テレビカメラ13台、100人以上の報道陣に「他球団を断ったのは、(ド軍のように)オマリー会長がいませんでしたから」。

 ▼長谷川滋利(97年1月22日=エンゼルス)7人の新人選手入団会見が同時に行われ、報道陣の質問に通訳なしの英語で、身ぶり手ぶりを交えながら回答。「今日は別の意味で緊張した」

 ▼イチロー(00年11月19日=マリナーズ)京都市内の任天堂本社で記者会見。ユニホームを着てクルリと1回転。

「活躍する自信はある。それがなければ、この場所にはいない」。うれしさと自信のほどをあらわしていた。

 ▼松井秀喜(03年1月14日=ヤンキース)タイムズスクエアのホテルで、日米計350人の報道陣を前に、トーレ監督とエースのクレメンスとともに現れた。「最高に幸せな一日になりました」

 ▼松坂大輔(06年12月14日=Rソックス)日米でテレビカメラは33台、約400人の報道陣が集まった。当地では午後5時から生中継。

「結婚と子供が生まれたことの次に興奮した」

 ▼黒田博樹(07年12月16日=ドジャース)ホーム球場のマウンドで写真撮影。「早くドジャー・ブルーに染まりたい」

 ▼上原浩治(09年1月14日=オリオールズ)メディアの注文に応じて投球フォームを披露。「挑戦者という気持ちが高ぶってくる感じがします」

 ▼岩隈久志(12年1月6日=マリナーズ)前年にはポスティングで移籍を目指したが、アスレチックスとは破談に。ようやくメジャー挑戦がかない「お金じゃない。複数年にもこだわりはない」。

 ▼ダルビッシュ有(12年1月20日=レンジャーズ)日米約200人の報道陣が詰めかけたが、英語でのあいさつはなし。

「不安は何もない。変化球は種類も多いし、いい球が投げられる」と強気のコメントを並べた。

 ▼田中将大(14年2月11日=ヤンキース)ヤンキー・スタジアム内のVIPルームで日米約300人の報道陣を前に目標を「ワールドシリーズで勝つこと」と掲げるなど堂々の受け答え。

 ▼大谷翔平(17年12月9日=エンゼルス)エンゼル・スタジアムでファンに公開して1000人が集結。あいさつは英語で始め「今日はトラウト選手の結婚式。結婚おめでとうございます」などとジョークも連発した。

 ▼菊池雄星(19年1月3日=マリナーズ)冒頭のスピーチだけでなく、米記者からの質問にも英語で回答し、会見に同席した首脳陣、米メディアも驚きの表情を見せたが「聞き苦しい下手くそな英語で、申し訳なかった」と反省のコメント。