〈令和元年6月の需給展望 牛肉〉「父の日」は輸入メイン、和牛は苦戦、交雑は出荷減で高値

〈令和元年6月の需給展望 牛肉〉「父の日」は輸入メイン、和牛は苦戦、交雑は出荷減で高値

畜産日報 2019年6月7日付

〈和去A5は2,70円前後、A3は2,200円前後か〉
5月の枝肉相場は、中下旬に季節外れの猛暑で焼き材が売れたものの、例年通り連休明けで牛肉全体の消費が鈍ること、より安価な輸入牛肉にシフトしたことで和牛の各等級で下げた。ただ、交雑牛は和牛の代替需要と出荷減少により、30円前後上昇した。5月は真夏並みの暑さの中で、焼き材が好調、輸入牛肉の焼肉セットの販売が目立つ一方で、国産を中心に切り落としが失速した。

6月は、第3日曜日の16日が「父の日」でステーキ、焼肉などの販促が期待されるが、輸入牛肉が中心であり、和牛などの販売は低迷すると見込まれる。また、和牛A5を下支えしてきた輸出は、ロースなど高級部位が若干失速しているといわれ、ここまで極端な高値を維持していたA5クラスも弱含みと見込まれる。交雑種は、一定の需要がある中で、出荷が前年比で1割近く減る見通しであり、これ以上の高値は逆ザヤが拡大するため避けたいところだが、引き続き30~40円前後の上昇が見込まれる。このため6月の枝肉相場は、和去A5は2,700円前後、A3は2,200円前後、また交雑B2は1,600円前後とみられる。

19年5月の東京食肉市場の規格別の価格(生体、消費税8%込み)をみると、和去A5が前月比32円安の2,733円、A4は1円安の2,432円、A3は42円安の2,220円、交雑去勢B2は41円高の1,572円、乳去B2は9円高の1,097円となった。和牛は各等級で低下、特に2等級の下げが大きかった。交雑は不需要期入りでも上昇した。前年比でみると、和去A5が36円安と3カ月連続で前年割れとなった。ただ、A3は73円高、交雑B2は209円高と、依然として前年を大きく上回っている。

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