拡大豚コレラ疫学調査チームが中間とりまとめ、農場・豚舎への侵入遮断が重要

拡大豚コレラ疫学調査チームが中間とりまとめ、農場・豚舎への侵入遮断が重要

畜産日報 2019年8月13日付

〈1例目農場には、海外からイノシシ群にウイルスが侵入し伝播か〉
農水省は8月8日、第9回拡大豚コレラ疫学調査チーム検討会を開催し、これまでに実施してきた疫学調査の結果について、中間とりまとめを行った。今回のとりまとめでは、28例目までを対象に分離ウイルスの性状分析、農場へのウイルスの侵入時期の推定、豚舎への侵入時期の推定、農場・豚舎への侵入ルートの推定を行っている。

分離ウイルスの遺伝子学的性状分析では、発生農場及び野生イノシシから分離されたウイルス株は、過去に日本で分離された株や、日本が備蓄しているワクチン株とは異なり、遺伝子亜型2.1dに分類され、近年中国国内で発生している、弱い病原性を示す豚コレラが原因であることが報告されている。中国以外では、東アジア地域の各国では流行株の解析が進んでいないため、近縁の株による発生が周辺国で起こっている可能性もある。国内発生例で分離されたウイルスは、中国または周辺国から侵入したウイルスと推定されるとした。なお日本で備蓄されているワクチンは有効性が期待できる。

海外から日本への侵入要因としては、1例目農場が最初に感染したと考えられ、1例目農場では海外との接点がなく、岐阜市では18年7月、8月に平年よりも多くの死亡イノシシが発見されており、これらが感染していた可能性もある。なお18年9月時点で感染野生イノシシが確認されていたのは、岐阜市と各務原市だけであった。輸入検査の受検は自己申告方式であり、輸入検疫を受けずに旅行者の手荷物などによりウイルスが侵入し、汚染された肉や肉製品が不適切に廃棄され、野生イノシシに感染した可能性がある。海外から直接1例目農場にウイルスが侵入した可能性よりも、海外からイノシシ群にウイルスが侵入し、1例目農場に伝播した可能性の方が高いとした。

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