「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンxコカ・コーラ リサイクルStudy Togetherイベント」
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)と、日本コカ・コーラ、コカ・コーラ ボトラーズジャパンは9月24日、「今の時代に適したPETボトルとの付き合い方」をテーマにした「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンxコカ・コーラ リサイクルStudy Togetherイベント」を、パーク内のシアター施設で開催した。同イベントは、プラスチック資源循環利用の可能性を示すため、パーク内で実際に回収されたコカ・コーラ社のPETボトルから作られたオリジナルデザインのエコバッグを主題に、そのリサイクル過程をエンターテイナーたちの歌や踊りで、エンターテイメント色豊かに表現したもの。
今回のコラボレーションは、新型コロナ感染症の拡大に伴う生活の変化により、プラスチックの利便性が見直されつつあることを受け、withコロナ時代の社会変革期のいま、よりサステナブルな社会の実現へ向けて情報発信が必要と考えて取り組んだものという。両者は、環境分野では初めてとなる企業コラボレーションを通じ、サステナブルな社会の実現に向けて情報発信を行った。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのJ.L.ボニエ社長CEOは、「オフィシャル・マーケティング・パートナーとしてコラボレーションを重ねてきたコカ・コーラ社と、このような発表が出来ることを非常にうれしく思っており、これをきっかけにリサイクルの重要性を広く伝えていきたいと考えています。エンターテイメントが持つ、人を惹きつけ、一体感を生み出し、人にポジティブな気持ちを与える力を最大限に発揮し、社会や、より多くの人々とつながることで、未来への希望が持てる世界をつくりたいと考えています。それが、ひいては持続可能な社会の実現につながると信じています。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 社長CEO J.L. ボニエ氏
また、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長は、「このたびのエコバッグに用いられているのは、PETボトルおよそ2本をリサイクルして作られた繊維です。PETボトルは適切に回収さえされれば、ゴミではなく資源として有効にリサイクル・利活用することが可能です。コカ・コーラは2030年までに販売量と同等の容器を回収すること、すべての容器をサステナブル素材に切り替えることなど通じ、『廃棄物ゼロ社会』の実現を目指しています。しかしながらこうした目標は、一社だけで実現できるものではありません。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン様の環境への取り組みは、私たちの目指す『廃棄物ゼロ社会』ともベストマッチだと考えており、今回のようなプロジェクトにご一緒できることを大変光栄に思います」と語った。
日本コカ・コーラ株式会社 代表取締役社長 ホルヘ・ガルドゥニョ氏
なお、同イベントには、リモート参加した約30名のパークファンに加え、大阪市を代表して松井一郎大阪市長も登壇したほか、「環境省プラごみゼロアンバサダー」のトラウデン直美さんもビデオレターでメッセージを送った。
イベントにも登場したオリジナルデザインのエコバッグは、大阪市内の小学4年生へ10月初旬より順次配布されることが予定されている。加えて、11月7日(土)、8日(日)に開催予定の「咲洲こどもEXPO2020」の来場者にも配布される。
松井市長は、「大阪市立の全ての小学校4年生、約2万人もの子どもたちにエコバッグをご寄附いただき感謝申し上げます。エコバッグは、パークで回収されたペットボトルをリサイクルして、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとコカ・コーラ社が作られたもので、子どもたちが環境問題に高い関心を持ち、取り組むきっかけになると大きく期待します」と話した。
松井一郎大阪市長
トラウデン直美さんは、オリジナルエコバッグに関して、「デザインが可愛い上に、リサイクルPETボトルから作られているということで環境に配慮されていますね。
環境省プラごみゼロアンバサダー トラウデン直美氏
USJとコカ・コーラによる啓発イベントは、エンターテイメントのFUN(楽しさ)のパワーでサステナブルの促進を図ることを目指したもの。“サステナブルをエンターテイメント!”を合言葉にしたイベントは、リサイクルをより身近に感じるきっかけになりそうだ。