海外スタートアップ資金調達額ランキングレポート(2019年1〜9月)

海外スタートアップ資金調達額ランキングレポート(2019年1〜9月)

2019年2月時点のユニコーン企業数では、アメリカ企業が全体の48%を占める結果である。それに続いて中国が26%、イギリス・インドがそれに続く形となる。日本はわずか5社(2019年11月1日時点)という結果であった。実際に2019年は、ZoomやSlackなどのユニコーン企業、Lyft、UBERなど時価総額100億ドルを越えるデカコーン企業のIPOも誕生している。

本記事では、2019年10月時点における海外スタートアップ企業の資金調達ランキングを取り上げる。このランキングから、日本だけでなく世界におけるスタートアップの潮流を見通して頂きたい。

上位は米スタートアップが独占

早速、海外スタートアップ資金調達額上位のランキングを取り上げる。

海外スタートアップ資金調達額ランキングレポート(2019年1〜9月)

上位22社の国籍の内訳は、アメリカが12社と全体の半数を上回る結果であった。中国が3社で続き、イギリス2社、ドイツ・ロシア・台湾・コロンビア・メキシコで1社ずつ、ランクインする結果であった。

サービス領域でみると、EC関連と自動運転関連が3社ずつと全体では多い。だが、AIやシェアリング・ブロックチェーンなど幅広いサービス領域の企業がランクインしている。

ソフトバンク・ビジョン・ファンドによる出資企業が多数ランクイン

ランキング企業のうち、8社がソフトバンクまたはソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資していることが判明した。

これら8社はアメリカ・中国が中心であるが、出資をしているシリーズの多くのケースでソフトバンクまたはソフトバンク・ビジョン・ファンドが主要引受先となっていた。ランキング上位では、4位のChehaoduoや8位のOneWebに対して10億ドル以上の出資を行っている。

今年7月にソフトバンクは10兆円規模の2号ファンド設立を公表したが、11月に目標額に遠く及ばず当初募集を終了した。引き続き投資コミットメントを募るとされるが、1号ファンドのように世界に影響力を与えることができるのか、今後の動向に注目したい。

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