新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済の回復を図る目的で、「グリーン住宅ポイント」が創設されたが、いよいよポイント申請の受付が始まった。住宅の新築やリフォームで、工事完了前と完了後に申請する方法があるが、今回受付が開始されたのは完了前のポイント申請の場合。「グリーン住宅ポイント」は、2021年10月末日までに契約が必要で、スケジュールなどに注意を払う必要がある。【今週の住活トピック】
グリーン住宅ポイント制度、申請受付を開始/国土交通省
「グリーン住宅ポイント」の制度内容については、筆者の「コロナ禍で「グリーン住宅ポイント制度」を創設!気になる条件とポイントを解説」ですでに紹介したが、申請の受付期間が短いこともあるので、再度内容について確認をしていきたい。
■新築住宅一番シンプルなのが、新築住宅を建てたり買ったりする場合だ。定められた省エネ住宅であれば、その性能に応じて30万または40万ポイントが受け取れる。さらに、政策上の課題(空き家解消、東京からの移住促進、災害リスク区域からの移転、多世代同居等)に寄与する場合に限り、受け取れるポイントが30万→60万ポイント、40万→100万ポイントに引き上げられる。
■リフォーム
次に、計算は複雑でも利用しやすいのが、リフォームの場合。窓回りの断熱改修や外壁、エコ住宅設備の設置、屋根・天井の断熱改修のいずれかが必須で、これに加えて耐震やバリアフリー改修などもポイントの対象になる。工事内容ごとに0.2ポイント~15万ポイントが設定され、それを合計して上限30万ポイントまで受け取れる(ただし、合計5万ポイント未満は対象外となる)。