5回で分かる裁判所の競売物件(2) 不動産競売のメリットとデメリット

5回で分かる裁判所の競売物件(2) 不動産競売のメリットとデメリット

第1回では競売物件がそもそもどういうものかという話からはじめて、競売物件の特徴をメリットとデメリットという観点からざっくりと解説してみた。今回はさらに分かりやすく競売物件を入手することのメリットデメリットを整理し、一般の不動産売買とどこが違うのか明確にしてみた。


■競売手続きと一般の不動産売買はここが違う

メリット(1) 「競売市場修正」によって評価額が減額されている

5回で分かる裁判所の競売物件(1)で解説したように、競売で不動産の所有権を手に入れる際、まず注意しなくてはいけないのは、物件の引き渡しを受ける権利や、隠れた不具合を保証してもらえる権利など、図で示したような通常の不動産売買で買主に認められている権利が成立しないという点だ。つまり通常の不動産売買のように手厚く法律で守られていないのだ。これは以下で詳しく解説するように大きなデメリットだ。
だが、このデメリットがあるため競売物件は個別の条件によって物件価格を評価した後、「競売市場修正」として3割ほど減額している場合が多い。よく「競売物件は市場価格より3割ほど安い」と言われるのはこのためだ。

メリット(2) 特殊な物件をさがしやすい

例えば極端に狭い土地とか三角形などの変形地は需要が少ないため、そもそも売り出されることが希で、市場に出回る物件情報としてUPされることが少ない。その点、裁判所の不動産競売では場所や価格、土地建物の大小に関係なく手続きが行われるので、極端に狭い土地でも変形地でも、一律に情報が提供される。
また公道に接面していない土地やその上に立つ建物、市街化調整区域内の建物、農地など、通常の不動産取引では流通していないような物件も、競売の対象となる。だからこうした特殊な物件を手に入れたい人は競売物件をウオッチングするとよい。離島や山間部など取引が極端に少ない地域の物件も同様だ。


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