近年変化を続けているスイーツの一つである「かき氷」。ひと昔前まではお祭りの屋台などで売っている、シロップ掛けのかき氷が一般的でしたが、どんどん豪華に進化しています。

真冬でも氷マニアが通う“巨大かき氷”! 京都一の老舗氷屋が監修する喫茶店で「生搾り苺かき氷」を食べてきた

 そんなかき氷の人気店の一つが、京都の東山にある『ページワン』。生のフルーツを贅沢に使用したシロップのかき氷が絶品と評判になっています。実はこちら、明治16年創業と京都でもっとも歴史の長い氷屋さんである森田氷室本店がプロデュースするお店なのです。

 なんと言っても、かき氷に使う容器がブロック状の氷を削った特製の大きな氷なのが特徴。じつは冬場でも提供されていて、かき氷マニアの方がたくさん冬の京都に味わいにやってくるのです。

 お店があるのは八坂神社や清水寺などがある京都観光の中心地、東山。

周辺のシンボルでもある八坂の塔から少し歩いた場所にあります。

「生搾り苺」が豪勢にかかった巨大かき氷! その味わいは?

真冬でも氷マニアが通う“巨大かき氷”! 京都一の老舗氷屋が監修する喫茶店で「生搾り苺かき氷」を食べてきた

 筆者が訪れたのは12月も半ば。店頭にのぼりなどは流石にありませんでしたが、しっかりとかき氷のメニューがありました。今回は「生搾り苺」を注文。しばらくすると運ばれてきたのがこちら。イチゴの果肉がたっぷり乗っていて、とってもゴージャス!

 高さ約20cm近くもあるかき氷は堂々たる存在感。真冬でもこのサイズとクオリティのかき氷が楽しめるのは、かなりの贅沢体験です。

真冬でも氷マニアが通う“巨大かき氷”! 京都一の老舗氷屋が監修する喫茶店で「生搾り苺かき氷」を食べてきた

 まずは、たっぷりと乗ったイチゴ部分から。キンキンに冷えたイチゴは一般的なシロップとはまるで違い、果肉は大ぶりでプチプチ食感が残っているほどフレッシュ。

 氷はフワシャリというタイプ。最初はかき氷の量の多さにビックリしますが、イチゴの甘みと仄かな酸味のバランスがよく、サクサクと食べ進められます。ただ流石に冬だと寒いので、コートを着たまま食べることとなりました。

真冬でも氷マニアが通う“巨大かき氷”! 京都一の老舗氷屋が監修する喫茶店で「生搾り苺かき氷」を食べてきた

 食べ終わった後の容器がこちら。

氷が見事にくり抜かれていますね。ページワンは夏は大人気店ですが、冬場には穴場の店となるので、東山を散策した後にゆっくりと落ち着けます。

 真冬にコートを着たまま氷の器に入ったかき氷を食べる……、ちょっと変わった京都の思い出になりますよ。

あったかメニューなら「たまごほっとさんど」がオススメ

真冬でも氷マニアが通う“巨大かき氷”! 京都一の老舗氷屋が監修する喫茶店で「生搾り苺かき氷」を食べてきた

 もちろん、かき氷以外のカフェメニューもあります。オススメは「たまごほっとさんど」。京都ではポピュラーな厚焼きの玉子焼きをたっぷりと挟んでいます。

 カリッとトーストされたパンにフワフワの玉子焼きは、かき氷とは対照的にとっても温か。そこにシナモン香るカプチーノをいただけば、冬にピッタリの味わい。友人や家族、カップルで、かき氷とほっとさんどをシェアしながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP DATA

ページワン(pageone)

住:京都府京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル上弁天町435-4
TEL:075-551-2882
営:11:00~24:00
休:水曜
http://www.pageone-gion.com/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。