コロナでお客さんが減ったというお店は多いですが、一方で、今、ヘッドスパにはお客さんが戻ってきているそうです。なぜなのか?10月7日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

頭皮の専門店「希翠」のトップヘッドセラピスト、田邊未奈美さんに伺いました。

★コロナでヘッドスパが人気?

頭皮の専門店「希翠」 トップヘッドセラピスト 田邊未奈美さん
「最近やっぱり「抜け毛がすごく多くなったんだよね」っていう声が聞こえてきたり、実感として、ぐんと上がったような気がします。1日1日、ちゃんと満員でお客様が入るようになっているっていう部分だったり、後は「お悩み」っていうものに対してのお客様の数は、圧倒的に多いですね。結構「リラクゼーション」目的で、以前はご来店される方がほとんどだったんですね。今は「お悩み」で来ている方が6割ぐらいだと思います。結構「前髪が薄くなってきたのが気になります」とか「ちょっと自分から見える所が薄くなってきたのが気になる」っていう方がいたり」

こちらは三軒茶屋にあるヘッドスパの専門店。

コロナ疲れが始まった5月頃からお客さんが増え出して、1時間1万1千円と、決してお安くないのですが、連日満員状態ということでした。

▼ヘッドスパの専門店「希翠(きっすい)」公式サイトから

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リモートワークで全身が疲れたり、目が疲れたりという方もいらっしゃいますが、最近多いのは「抜け毛」に悩むお客さんです。

従来ヘッドスパと言うと、リラクゼーションや自分へのご褒美として楽しむお客様が多かったのですが、今は6割が抜けなどの悩みの方に。

やはりリモートワークで家にいる時間が増えたので、運動不足になる、時間の使い方が乱れる、食事も不摂生になるなど、栄養のバランス、血行が悪くなり、頭皮の状態が悪化、髪の毛のハリやコシが失われ、髪の毛自体が細くなり「コロナ抜け毛」ということでした。

そしてこの「コロナ抜け毛」ですが、この秋は相乗効果で、より増えているようです。「Dクリニック東京ウィメンズ」の浜中聡子院長に伺いました。

★秋はもともと抜け毛になりやすい

Dクリニック東京ウィメンズ 浜中聡子院長さん
「コロナに関わらず、秋口は一年の内で一番、抜け毛が多いという印象を持たれる方が多い時期ではあります。夏の負担がかかっていることや、人間も動物なので夏毛と冬毛に変わる前という季節の変動としての抜け毛が重なるからということです。実際、うちでもこの時期、8月の終わりから9月10月というのは抜け毛の相談というのが増える時期ではあるので、秋は抜けるなということを実感されている方は、特に中年期以降は多いのではないか」

夏の疲れ、そして抜け替わりの時期でもあり、秋はもともと抜けやすい。そこにコロナ抜け毛も重なるので、Dクリニックでも相談のお客さんが多いそうです。

▼Dクリニック東京ウィメンズには「女性頭髪専門外来」があります(公式サイトから)

コロナ抜け毛でヘッドスパ人気が再燃!

こうして「コロナ抜け毛」でこの秋、クリニックやヘッドスパに行く方が増えているわけですが、高価なヘッドスパには、頻繁に通うわけにも行きません。そこで家庭でできる「コロナ抜け毛対策」はないのか?ヘッドスパ「希翠」のトップヘッドセラピスト、田邊さんに再び伺いました。

★家でできる対策とは

頭皮の専門店「希翠」 トップヘッドセラピスト 田邊未奈美さん
「皆さん意外と頭を触る機会ってシャンプーする時ぐらいしか無いと思うので、触る回数を増やして頂くって凄い大切なケアの1つになってきます。ブラッシングするというのもいいと思いますし、頭皮を触って地肌を動かして頂くだけでも。結構、頭皮って体とか内臓の反射区が随所にある場所なので、意識しながら解してもらえるとケアにもつながるので。あとはシャンプーするときに、こすり洗いから揉み洗いに変えて頂くだけでも違います。こすり洗いって地肌をガシガシ髪の毛と髪の毛同士を擦ったり、それを、地肌にしっかり密着させて動かす揉み洗いに変えてもらえると、髪の毛のダメージも少なくなりますし、頭皮にも結構促進の効果があって良くなるので」

田邊さんは毛髪診断士の資格を持つヘッドセラピストということで、ヘッドスパに行かなくても家庭でできるケアを教えて頂いたのですが、なるべく頭皮のマッサージを意識する、シャンプーの時はもみ洗いで結構促進をということでした。

竹内紫麻の「現場にアタック」

◆10月7日放送分より 番組名:「森本毅郎 スタンバイ!」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20201007063000