
今回は、忘れられない彼女の言葉についてご紹介したいと思います。
「留学期間が短すぎる、これじゃあ間に合わない」
筆者の英語短期留学は当初3か月の予定。最後の1か月は、学校の後に週1回2時間、彼女のもとを訪れていました。そこで問題集を解いたり、彼女の読み上げる新聞記事を書きとったりなどして英語を教わっていたのです。
スピーキングが苦手な私が正解すると「驚いた! こんなに喋れないのに、よくそんな単語を知っていること!」といったように褒めつつ、毎回けなされるのがかえって小気味よいほど(笑)。
そして毎回、時間が足りない、留学が短すぎる、教えようにも間に合わない、と言うのです。1か月日本人の家庭にホームステイしたことも、それが英語の伸びを損ねたと何度も言われました。
言われているうちに、もっとここに居たいという気持ちがどんどん大きくなって、クリスマスの休暇期間を挟んで2か月ほど延長することに決めたのです。
「もっと違う国をみるときが来たんだよ」

そしてその後また留学終了時期が近づいた、最後のレッスンの日。あまりにケンブリッジでの生活が楽しく、居心地がよく、まだ本当は日本に帰りたくないと言いました。