世界遺産のアンコールワットで有名なカンボジアのシェムリアップ。のんびりとした時間が流れるこの街を旅していると、日本では考えられない、驚くような情景や真実をいくつも目にします。


そこでカンボジアのシェムリアップで日本人が驚いたことを8つご紹介。カンボジア人の驚くべき日常や食事などが明らかになりますよ。

小学生が制服を着てバイクを運転している
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日本とは違いカンボジアではバイクの無免許運転が普通です(本当はバイクの免許を取得することが義務付けられているが、ほとんど守られていない)。シェムリアップの中心街から離れた車の通りが激しくない場所では、小学3、4年生くらいの男の子が50ccのバイクにまたがり、道路を走る姿を見かけました。中には妹と思われる女の子と二人乗りをして、バイクを運転する男の子の姿も!

驚きの光景に思わずカンボジア人に「バイクのライセンスは必要ないのか?」と聞いたところ、カンボジアではほとんどの人がバイクの無免許運転をしていることが発覚。これは危ないの一言に尽きます。
余計なお世話ですが、もっと厳しく取り締まらないと、事故が増えそうで心配です。

クモ(タランチュラ)を好んで食べる習慣がある ※画像閲覧注意
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カンボジアの露店をのぞくと、炒めたコオロギやタガメなどをよく見かけますが、タイなどでも昆虫食はあるため、それほど珍しい光景ではありません。しかし、カンボジアの露店には、黒々とした毛の生えた物体がお皿に山盛りになっています。

その物体の正体は、タランチュラ! 毒を持っていることでも有名なあのクモです。どうやらタランチュラの毒は噂に聞くほど強いものではないらしく、火を通してしまえば人体に影響はないとのこと。カンボジア人は見た目もグロテスクなタランチュラをお酒のおつまみなどにして食べるそうです。


次は恋愛やSNS事情についての驚きです!


アンコールワットのお堀の芝生がデートスポット
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カンボジア、シェムリアップに住むカンボジア人のデート場所のひとつは、なんとアンコールワットのお堀にある芝生の上。夕方になること、芝生の上でデートを楽しむカップルを何組も見かけました。また日中は、ピクニックをする家族連れの姿も。世界遺産の周辺がデートスポットだなんて、贅沢に思えましたが、この地に住むカンボジア人にとっては普通のことなのでしょう。

アンコールワットの遺跡群でウェディングフォトを撮影しているカップルも頻繁に見かけましたので、アンコールワットはカンボジア人にとってもロマンチックな場所なのかもしれませんね。

カンボジア人の間でfacebookが大流行中!
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2017年12月現在、カンボジア人の間でfacebookが大流行中! いくつものセルフィーを掲載し、楽しんでいる様子。
またセルフィーの撮影に慣れているのにもビックリ! 多くのカンボジア人は自分がもっとも美しく見える表情や角度を熟知しているようで、彼らのfacebookはキメ顔でいっぱい(もちろんそうでない人もいますが・・・)。

さらにお見合い結婚が一般的なカンボジアにも自由恋愛の波が押し寄せているらしく、facebookで新たな出会いを求める若者も増えているそうです。SNSが流行したことがキッカケとなり、今後、カンボジアの結婚・恋愛事情は大きく変わるかもしれませんね。

カンボジア人は世界で一番ハンモック好き
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カンボジアのどこに行っても見かけるのが、ハンモック。アンコールワット周辺の木々の間はもちろんのこと、トゥクトゥクの中、高床式住居の軒下など、カンボジアはハンモックであふれています。トゥクトゥクのドライバーは、お客さんが遺跡などを観光している間、トゥクトゥクに折りたたんでのせていたハンモックを広げ、優雅にハンモックで寝ながら、お客さんの帰りを待ちます。


少しでも時間ができると、ハンモックでのんびり寛いだり、眠るのが、カンボジア人の習慣なのです。暑い国だから体力を温存すために、ハンモックで仮眠をする習慣があるのでは? と個人的には思いました。

カンボジア人は水浴びが好き
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カンボジア人のお風呂事情にもびっくり! 一日2回の水シャワーが基本なのだそうです。シャワーのない家では、井戸水をかけてシャワー代わりにするとか。暑いカンボジアでの水シャワーは、気持ち良さそうですが、乾季には気温が15度になることもあり、普通に寒いです。

しかし、カンボジア人たちはホットシャワーを「熱い!」と感じるそうなので、たくましいですよね。


最後は、ちょっと真剣に考えたい話題。


ゴミの回収が有料
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自治体が無料でゴミを回収してくれる日本とは異なり、カンボジアのシェムリアップではゴミの回収は有料。民間の業者にお金を払って回収してもらうのが一般的です。そのため、ゴミの回収にお金を払えない人たちは、自宅でゴミを焼いています。シェムリアップの中心部に近いエリアでも、昼間からゴミを焼いている民家が多く、煙かったです。

しかし、ゴミを業者に回収してもらっても、ゴミの焼却場があるわけではなく、穴にゴミを埋めているだけなのだそう。
カンボジアのゴミ・・・そのうち大きな問題になりそうな予感がしました。

高齢者が異常に少ない
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カンボジアを旅していて気づいたことがありました。それは高齢者をほとんど見かけないこと。なぜここまで高齢者が少ないかと言えば、40年ほど前、クメール・ルージュ(ポル・ポト政権)の時代に国民の約3分の1が虐殺された歴史があるからなのです。

街にいる普通の人たちの中にも、ポル・ポト政権下で少年兵だったり、家族に犠牲者がいる人が多いのが現実。高齢者の少なさを目の当たりにして、負の歴史を肌で感じましたが、人権や平和について、深く考えさせられました。

ありえない!日本人がカンボジアで驚いたこと8選〜小学生がバイクを運転!?〜


人懐っこく、笑顔が素敵なカンボジアの人たち。カンボジアを訪れると、自然と心が和み、どこか懐かしい気持ちになりました。しかし、カンボジアの習慣や文化、歴史には驚くことばかり! カンボジアに行く機会があったら、ぜひ上記のことに目を向けてみてくださいね。

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