日本の海外旅行保険や留学保険は、日本出国前に申請しないと何があっても加入できないのをご存知ですか?もしも日本を出国後に保険に入りたくなったらどうしたらよいのでしょうか?以前そのような状況に陥った筆者の体験談をお伝えしましょう。

日本がだめなら海外!
【体験談】日本の海外旅行保険は出国前までが鉄則!あとで入るには?


筆者はクレジットカード付帯保険が切れる頃、日本の海外旅行保険もしくは留学保険に入ろうとしました。
色々調べたのですが、日本を出国後に加入できるところはみつかりませんでした。ダメ元で問い合わせても、不可という答えです。

その後知ったのが、海外の旅行保険の存在です。英語のみの「World Nomads」と日本語対応もしているフランスの保険「グローブパートナー」。日本語の安心感や緊急時の両親への連絡なども考え、後者を選択しました。グローブパートナーは、教職員学生共済会MGEN社とドイツ・アリアンツ系の総合保険代理店ASSETS社が共同で開発したという商品です。


メリットとデメリット
【体験談】日本の海外旅行保険は出国前までが鉄則!あとで入るには?


こちらの保険は、クレジットカードを持っている69歳未満であれば誰でも、オンラインで申し込めます。

出国後に申し込める、他国に住んでいても申し込めることのほか、魅力的なのはその値段の安さです。たとえば、EU以外からEUへの1週間旅行する場合の保険代金は、35歳までが16.00€、36~69歳が19.20€となっています。また3か月といった期間の場合、日本からドイツ以外のEUに渡航した場合、35歳以下なら135€、36歳~69歳なら177€といった具合です。

そして、日本の保険では通常カバーされない虫歯治療をカバーしているというのも大きなメリットだと考えました。

一方デメリットは、入院や緊急時の救援といったアシスタンスサービスは事前承認でキャッシュレスになるものの、通常の医療費などは一旦立替が必要になることです。


また料金が安い分、旅行中の盗難はほとんどカバーされないなど、補償対象が絞れています。そのため、必ず内容のチェックが必要です。

保険の申込方法
【体験談】日本の海外旅行保険は出国前までが鉄則!あとで入るには?


こちらの保険は、もちろん出国前から申し込むことができます。オンラインで、居住国・渡航先・生年月日・補償期間・開始日、さらに氏名・性別・連絡先・住所などを入力し、クレジットカーで支払いをして申し込みます。出国前であればそれでOKです。

出国後の場合は、誓約書(現在健康で医師にかかる必要無しと誓約)に記入の上、直筆サインをしたものを送る必要があります。
これは、ワードファイルで送られてきましたが、直筆でなければいけないので印刷して手書きの上、スキャンしてPDFで送りました。

筆者の場合、無保険期間が半月ほどありましたが、対象ということで受け付けてもらえました。

何かのおりに覚えておくと便利な情報かと思います。

※こちらの記事は、2017年の筆者の体験談をもとにしております。

参考
[グローブパートナー]
[All Photos by shutterstock.com]