1本の木に会いに行く【3】塩山・慈雲寺のイトザクラと樋口一葉<山梨県>

1本の木に会いに行く【3】塩山・慈雲寺のイトザクラと樋口一葉<山梨県>



作家・樋口一葉 父の故郷の枝垂れ桜

TABIZINE還暦特派員の阿部真人です。

慈雲寺を訪れたのは開花を知った4月初めのことでした。山梨県甲州市塩山にある慈雲寺のイトザクラは、樹齢300年もの有名な枝垂れ桜です。春になると満開の桜を見ようとたくさんの観光客が遠方から押しかけます。

1本の木に会いに行く【3】塩山・慈雲寺のイトザクラと樋口一葉<山梨県>


ここ塩山の中萩原地区は樋口一葉の両親の故郷なのです。一葉は一度もこの地を訪れたことはありません。しかしこのイトザクラが作家・樋口一葉の誕生に、大きく関わっているように思えてならないのです。
いまでは慈雲寺はきれいに整備され、周囲には菜の花が咲き誇り、観光客が大勢押しかけます。山門前にはまだ目新しい一葉の胸像や記念碑が建てられていました。境内には一葉の文学碑もあります。しかし大半の観光客のお目当ては一葉ではなく、美しい枝垂れ桜・イトザクラです。

1本の木に会いに行く【3】塩山・慈雲寺のイトザクラと樋口一葉<山梨県>


一葉の父・則義と故郷の慈雲寺

一葉の父・則義は子ども時代、大吉と名乗っていました。生家は農業を営んでいましたが、祖父の影響もあって農作業よりも本を読み、勉強するのが大好きという子どもでした。そしてこの慈雲寺が開いた寺子屋で勉学に励み、秀才の誉れが高かったといいます。そんななか、この寺子屋でたき(子ども時代の名はあやめ)と知り合い、結婚を誓う間柄となります。
その頃イトザクラは樹齢130年ほどだったでしょう。今では老いた枝をつっかえ棒で支えていますが、当時はまだまだ桜の枝木にも勢いがあったかもしれません。

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