フランスにある「無料で文学作品を聴ける電話ボックス」って、何!?

「きょう、ママンが死んだ。」この有名なフレーズで始まる、カミュの名作「異邦人」。電話をかけて、その名作の一部が受話器の向こうから聞こえてきたら驚きませんか? いまフランス西部の街ナントでは、そんな文学的な電話が存在します。しかも、今では珍しくなった往年の電話ボックス型なんです。一体これは、何なのでしょう?
フランスにある「無料で文学作品を聴ける電話ボックス」って、何!?

(c)librairiecoiffard

文学の世界にひたれる電話ボックス
フランスにある「無料で文学作品を聴ける電話ボックス」って、何!?

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この黒い電話ボックスの中には、「年鑑」があり、中には「ジョージ・オーウェル」や冒頭にも紹介した「アルベール・カミュ」など25名の著名な文豪の名前が記されています。
受話器を取り、好きな作家の番号(作家の誕生日!)をダイヤルすると、聞こえるのはあの懐かしい呼び出し音。そこから3分間、指定した作家の作品の朗読を受話器越しに聞くことができるのです。

この「文学電話ボックス」は、無料で自由に使用でき、聞くことができる作品は100冊(一部分のみの抜粋)。けれど、その100冊はすべて1919年以降に発売された本なんです。一体どうしてだと思います? 実はその「1919年」こそ、この文学電話ボックス誕生のきっかけとなるキーワードなのです。

街の書店の開店100周年記念イベントとして
フランスにある「無料で文学作品を聴ける電話ボックス」って、何!?

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実はこの文学電話ボックスは、ナントにある書店の「Librairie Coiffard」が企画・製作したもの。2019年はこの書店の開店100周年にあたるので、それを記念しての企画なのです。そういう理由から、この電話ボックスで聞けるのは1919年(開店した年)以降に出版された作品になるのですね。お店と共に時を重ねてきた文学作品への愛着を感じます。

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