この連載では、毎月、その月にベストシーズンを迎えるおすすめの国内旅行先をピックアップしていきます。1月第1週は、その月の祭りやイベントに注目! 岩手県奥州市の「黒石寺蘇民祭」、埼玉県秩父市の「三十槌の氷柱」、静岡県熱海市の「熱海梅園梅まつり」、長崎県長崎市の「長崎ランタンフェスティバル」、沖縄県名護市の「名護さくら祭り」を紹介します。

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1,000年以上の歴史ある祭り「黒石寺蘇民祭」【岩手県奥州市】
【1月ベストシーズンの国内旅行先】梅や桜の祭り・氷柱やランタンの絶景・1000年の歴史「黒石寺蘇民祭」まで!1月の祭り・イベント5選

©︎ 公益財団法人 岩手県観光協会

岩手県奥州市の妙見山黒石寺にて旧正月7日に五穀豊穣、無病息災を祈って行われる「黒石寺蘇民祭」。1,000年以上の歴史があるお祭りです。

例年旧暦正月夜から、災厄を払い、五穀豊穣を願う裸参りに始まり、柴燈木登、別当登、鬼子登と、夜を徹して行われる裸の男と炎の祭で、翌早暁にかけて繰り広げられる蘇民袋の争奪戦は、この祭りのクライマックス。

2023年(令和5年)は規模を縮小し(御祈祷・夏参りのみ)、1月29日(日)の午前に開催されます。夏参りへの参加は、黒石寺公式サイトより申し込みが必要です。

黒石寺蘇民祭
開催日時:2023年1月29日(日)午前
開催地:妙見山黒石寺(岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17)
公式サイト:奥州市商業観光課 https://www.city.oshu.iwate.jp/site/kanko/5893.html
黒石寺 http://www.kokusekiji.jp/


天然の氷がつくる巨大オブジェ「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」【埼玉県秩父市】
【1月ベストシーズンの国内旅行先】梅や桜の祭り・氷柱やランタンの絶景・1000年の歴史「黒石寺蘇民祭」まで!1月の祭り・イベント5選

写真提供:(一社)埼玉県物産観光協会 複製・再転載禁止

奥秩父の冬の名勝「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」は、岩肌から湧き出る湧水によりつくりあげられる、高さ約8m、幅約30mにもなる大規模な氷のオブジェ。

荒川源流の大自然の中、天然の氷でつくられるので、天候や気温などの条件によって、毎年、姿も変わります。氷柱は1年で最も寒さの厳しい1月中旬から2月下旬までが見ごろです。

道路や会場は凍結し大変滑りやすく、冬用タイヤや滑りにくい靴が必要。また、会場周辺に照明のない場所もあるので、懐中電灯等を用意して出かけましょう。

三十槌の氷柱
開催期間:2023年1月7日(土)~2月23日(木・祝)
時間:8:30~17:00
※天候により期間等の変更があります
ライトアップ:2023年1月14日(土)~2月23日(木・祝)
時間:平日17:00~19:00、土日祝17:00~20:00
場所:埼玉県秩父市大滝4066
入場料:大人200円(中学生以上)、子供100円(小学生以上)
公式サイト:http://www.chichibuji.gr.jp/misotuti5/


日本で最も早咲きの梅「第79回熱海梅園梅まつり」【静岡県熱海市】
【1月ベストシーズンの国内旅行先】梅や桜の祭り・氷柱やランタンの絶景・1000年の歴史「黒石寺蘇民祭」まで!1月の祭り・イベント5選

写真提供:静岡県観光協会

1886年(明治19年)に開園した熱海梅園は、日本で最も早咲きの梅として有名で、毎年11月下旬~12月上旬には、第一号の梅の花が開花。2023年1月7日(土)~3月5日(日)の期間、「第79回熱海梅園梅まつり」が行われます。


樹齢100年を越える梅の古木を含め、60品種・469本の梅が咲き誇り、早咲き→中咲き→遅咲きと、順番に開花するので、梅まつり期間中、梅を存分に楽しむことが可能。

期間中、園内には足湯や土産店もオープンするほか、日によって熱海芸妓連演芸会や大道芸、甘酒無料サービスなどのイベントも実施される予定です。

第79回熱海梅園梅まつり
開催期間:2023年1月7日(土)~3月5日(日)
開園時間:8:30~16:00(時間外は無料入園可) ※ライトアップはありません。
会場:熱海梅園(熱海市梅園町8-11)
入園料(上記梅まつり期間中のみ有料):一般300円、熱海市民・湯河原町民100円(住所がわかるもの、または熱海市民施設利用証を提示)、熱海市内宿泊者100円(宿泊先がわかるもの(予約表や領収証等)を提示)
※中学生以下は無料。上記開園時間外は無料開放しています
公式サイト:http://www.ataminews.gr.jp/ume/


長崎の冬を彩る一大イベント「2023長崎ランタンフェスティバル」【長崎県長崎市】
【1月ベストシーズンの国内旅行先】梅や桜の祭り・氷柱やランタンの絶景・1000年の歴史「黒石寺蘇民祭」まで!1月の祭り・イベント5選

©︎ (一社)長崎県観光連盟

中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とする、長崎の冬の一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」。長崎新地中華街の人たちが、街の振興のために、1994年(平成6年)に開催したのが始まりです。2023年は3年ぶりの開催。

長崎新地中華街をはじめ、湊公園、中央公園、眼鏡橋周辺、浜市・観光通りアーケードなど、長崎市内の中心部に、約1万5,000個にも及ぶ極彩色のランタン(中国提灯)や、大型オブジェが幻想的に飾られ、街を彩ります。

2023長崎ランタンフェスティバル
開催期間:2023年1月22日(日)~2月5日(日)
点灯時間:17:00~22:00 ※1月22日(日)は18:00から点灯
※1月23日(月)から湊公園、浜んまち会場、中央公園会場は12:00から点灯
会場:長崎県長崎市新地中華街、観光通りアーケード、中央公園 他
公式サイト:https://www.at-nagasaki.jp/lantern-festival


一足先に春の気分「名護さくら祭り」【沖縄県名護市】
【1月ベストシーズンの国内旅行先】梅や桜の祭り・氷柱やランタンの絶景・1000年の歴史「黒石寺蘇民祭」まで!1月の祭り・イベント5選

©OCVB

1月下旬から2月中旬に咲き誇る、濃いピンク色の花びらの「琉球寒緋桜(りゅうきゅうかんひざくら)」。毎年1月最終土日には、名護城(なんぐすく)一帯に整備された名護中央公園を中心に「名護さくら祭り」が行われます。

さくら公園のお祭り広場特設ステージさまざまな行事があるほか、名護十字路大通りの歩行者天国では、各通り会が中心となり、パレード、ストリートダンスや路上ライブなどを開催。

琉球寒緋桜の見ごろである2月中旬までは、名護城一帯のほか、沖縄本島北部近隣の今帰仁村今帰仁城跡、本部町八重岳(もとぶちょうやえだけ)桜の森公園といった、琉球寒緋桜の名所をめぐることもできます。


名護さくら祭り
開催期間:2023年1月28日(土)~29日(日)
開催場所:
オープニングセレモニー:名護城南口公園
二見情話大会:お祭り広場特設ステージ(さくら公園)
仮装行列:名護十字路大通り
花の里ガーデンフェスタ:名護漁港構内
公式サイト:https://nagomun.or.jp/event/1606/


1月にベストシーズンを迎えるおすすめの国内旅行先を5カ所紹介しました。旅行の予定を立てる際の参考にしてみてくださいね。

※2022年12月30日時点の情報です。イベント等の内容は変更になることもあります。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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