山口組ナンバー2出所…分裂抗争の今後を読む「2つのポイント」 一般人を巻き込む殺し合いが勃発する可能性は――

一方、警察当局としては、抗争がいっそう激化する前に「特定抗争指定暴力団」への指定を実行し、抑え込みたいのがホンネだろう。

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「そのために警察は、8月に起きた銃撃事件の犯人を特定しなければならない。これが第2のポイントだ」

今年4月、神戸山口組系組長が刺され重傷を負い、6代目山口組系組員らが逮捕される事件があった。すると8月21日、こんどは神戸市内にある弘道会の事務所前で同会系組員が銃撃される事件が起きた。4月の事件に対する、神戸山口組の報復と見られているが、犯人はわかっていない。

仮に、8月の事件が神戸山口組の仕業であると判明すれば、警察はこの間の複数の事件を根拠に、6代目山口組と神戸山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定できるだろう。

 

いずれにしても今後、この両団体に対する指定が行われる可能性は高いと思われる。しかしそうなると、「どうせ指定されるならば」といった具合に、警察に手足を縛られる前に相手組織に大きな打撃を与えようとする危険性も排除できない。

「特定抗争指定暴力団」に指定されてしまえば、組織維持のためには話し合いを持ち、抗争を終結させるしか道はなくなる。ならば、相手に少しでもより大きなダメージを与え、優位な立場で話し合いの席につこうと考えるはずだからだ。

最も懸念されるのは、こうした過程で一般人にまで被害が及ぶことだ。警察当局が一刻も早く8月の銃撃事件の犯人を特定し、両団体の「特定抗争指定暴力団」指定への突破口を開くことを期待したい。(取材・文◎編集部)

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