2020年3月18日夜 パタヤのウォーキングストリート (写真:パタヤメディアThe Pattaya News)
世界的に感染が広がる新型コロナ肺炎。欧米をはじめ多くの国では医療崩壊を発生させ、甚大な被害が出ています。
筆者の住むタイでは、本記事執筆時点の2020年4月6日時点現在の累計感染者数は2220人。日本の累計感染者数は同日で3880人(クルーズ船の感染者数を除く)ですから、両国の人口比などを考えると、感染確認者数では、およそ同程度の状況にあります。
しかし現在、新規感染確認者の増減では大きな違いが出てきています。
本記事執筆時点の2020年4月6日のタイの新規感染確認者は51名、これは前日の102人と比べても半減した数字です。
タイでは、新型コロナの集団感染を防止するため3月17日にはバンコクで、エンターテインメントや、夜の街のナイトクラブなどの閉鎖命令が出されました。
この命令はタイ各地で同様の命令が出され、映画館やスポーツ施設、バー、カラオケ店、ナイトクラブ、マッサージ屋など、飲食店以外は全面的に営業禁止命令が出されたのです。
閉鎖された夜の街はゴーストタウンのようになり、その様子を撮影した以下の写真や動画などには大きな反響も出ています。3月18日の段階で、ここまでの措置をタイ政府は講じていたのです。
それでも感染の拡大が止まらなかった為、3月26日にはタイ政府は非常事態宣言を発令。飲食店も店内での飲食を禁止しテイクアウトのみとし、外国人の入国禁止、タイへのフライトも禁止する措置も講じ、タイ全土で夜10時から朝4時まで外出禁止命令も出されています。