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10月13日、実業家の前澤友作氏が自身のツイッターを更新。銚子電鉄・竹本勝紀社長が、前沢氏に支援要請したと報じたネット記事を引用ツイートし苦言を呈しました。対しネットでは、この前澤氏の行動を疑問視する声があがっています。
千葉県銚子市を走る『銚子電鉄』といえば、鉄道事業が厳しい中、「濡れせんべい」や「まずい棒」などの売り上げが好調、食品販売事業で経営を維持していましたが、コロナ禍で収入が激減。竹本社長は、そんな状況を打破しようとパクリ映画「電車を止めるな!」を製作するなど、他事業にもチャレンジ、現在も奮闘中のようです。
その竹本社長が、経営再建の起死回生の策として、前澤氏に支援要請していたと10月12日、『デイリー新潮』(新潮社)が報じました。
インタビューを受けた竹本社長は、前澤氏に対し、
『いま当社は非常に厳しい状況にあります。甚だ身勝手なお願いではございますが、是非とも経営にご参画していただけないでしょうか』
といった支援要請の手紙を書き、前澤氏の父親に本人に届けて貰えるよう手渡したが、その後、前澤氏からは音沙汰がなく返事を心待ちにしていると答えていました。
翌日13日、前澤氏が自身のツイッターにて、この『デイリー新潮』の記事を引用ツイート。記事のネタ元がラジオで知り合った人物に支援要請の話をしたことがきっかけだったことなどに、苦言を呈しています。
「経営に参加してほしい」ってそんな簡単な話じゃない。こちらの立場や考えなど何も知らぬまま、一方的にラジオで関係した人のことまでペラペラとお話しされてしまうような情報管理や企業体質そのものに問題があると思います。必死なのは分かりますが。。。https://t.co/Op4r1KDOq9
— 前澤友作┃お金配りおじさん (@yousuck2020) October 13, 2020
これに対しネットでは、前澤氏の発言に同意する声もあるものの、
「なんで、ここでペラペラ言ったの?」
「企業体質まで否定すんな」
「なんで、ツイッターで世間に向けて言うの?銚子電鉄社長に直接言えよ」
「前澤が返事全然しなかったから、銚子電鉄は諦めて笑い話の話題作りとして話したんだろ、ビジネスだと思うなら手紙は受け取った、考えさせてくれの一報くらい入れるべきだし」
などと前澤氏のコメントを疑問視する声があがっていました。
前澤氏といえば、地元である千葉への郷土愛が強く、災害地域への支援など多額の寄付をするなど篤志家としても有名であり、銚子電鉄に対しても同郷のよしみで、助けたい気持ちもあったかもしれません。
しかし、優秀な経営者ゆえにビジネスに関してはシビアであり、こうした結果になったのだと思われます。
竹本社長も、諦めずに正しい手順を踏めば、前澤氏の力を借りることができるかもしれません。銚子電鉄に前澤氏という“新たなレール”が敷かれる日は果たして来るのでしょうか。(文◎デューク・テルゴ)