かつてモバイル端末の代表的存在だったBlackBerryが、来年5G端末となってカムバックする。セキュリティスタートアップOnwardMobilityが5G対応のBlackBerryスマホを来年発売する計画を発表した。
トレードマークの物理キーボードを搭載した懐かしの外観に5Gという先端テクノロジーを伴って復活する。
TCLとの契約は今月末まで
今でこそスマホ、そしてタッチスクリーンは当たり前だが、iPhoneが登場する前はBlackBerryが一世を風靡した。ビジネスマンがカチカチと小さな物理QWERTYキーボードを打っていた姿を記憶している人もいるだろう。
しかし現在周囲を見渡すとお分かりのように、BlackBerry端末は多くのメーカーのスマホに取って代わられた。ここ数年は中国メーカーTCL Communicationsがライセンス契約を結んでBlackBerry製品を展開していたが、それも今月末で終了となる。
いよいよBlackBerryが消えるか、というところでの今回のOnwardMobillityによる発表だ。
生産性と安全性を提供
ただ、新BlackBerryが来年上半期にまず北米と欧州で発売されることは明らかになったが、物理キーボードを搭載する以外の具体的なスペックは不明だ。
OnwardMobillityのCEOは発表で「ビジネスパーソンたちは生産性を高め、かつ安全な端末を求めている。プライバシーやデータの保護で名高いBlackBerryを5Gデバイスとして提供し、そうした需要に応えたい」としている。
端末のデザインと製造はFoxconnテクノロジーグループの子会社FIHモバイルが手がける。
スペックや価格によるところが大きいだろうが、BlackBerryを懐かしむ世代、物理キーボードが新鮮に映る若い世代にアピールできるものになるかどうか、注目が集まる。
OnwardMobillity Press release
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