株式会社バカンは、店舗や施設のリアルタイムな空き・混雑がマップ上でわかる「VACAN Maps」を提供中。今年5月に九州エリアで先行提供を開始したのち、6月に関東エリアで正式にサービスを開始した。
そんな「VACAN Maps」が台湾でも正式リリースされた。
お店の「いま」がわかる! 直前予約も可
「VACAN Maps」は、施設や店舗の状況を「空きあり」「やや混雑」「満」というアイコンでマップ上に表示する。この混雑状況は、店舗に設置されたボタン型IoTデバイスをスタッフが操作、あるいはカメラで取得した店内状況のデータからの自動判定など店舗・施設に合わせた方法で取得するリアルタイムな情報だ。ユーザーがアイコンをタップすると、お店の詳細情報が表示される仕組み。また、会員登録をしたユーザーは、10分間席を確保できる「10分キープ」機能を使うこともできる(現在は一部店舗のみ)。
この混雑状況確認機能と「10分キープ」機能を実装した同サービスが台湾でも正式リリースされた。現在40カ所以上の店舗を掲載しており、年内に50ヶ所以上の店舗が掲載予定とのことだ。
バカンのサービスはこんなところにも……
同社は「VACAN Maps」のほか、トイレの空き状況などがわかる「VACAN Throne」や、店内座席の即時予約ができる「VACAN Noline Autokeep」なども提供中。
「VACAN Throne」は、羽田空港に近接するスマートシティ「HANEDA INNOVATION CITY(HICity)」や、株式会社相鉄ビルマネジメントが運営する商業施設「ジョイナス」などに導入済み。
「VACAN Noline Autokeep」は、タリーズコーヒージャパン株式会社が「HICity」にオープンした新店舗「タリーズコーヒー 羽田イノベーションシティ店」に導入され、空いている半個室席をワークスペースなどとして予約できるサービスを提供している。
さらに同社は、JR東日本グループの株式会社鉄道会館と連携し、Web整理券サービス「VACAN Noline」の実証実験を行ったり、Osaka Metroと共同開発したAIカメラで人の流れを分析する実証実験を行ったりと、幅広く事業展開中だ。
混雑を避けることで「密」を回避したり、時間を有効に使えたりと同社のサービスは人の移動をスムーズかつ安全にしていく。
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